【d!】恋愛なんてくだらない【shp】 (ページ44)

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『じゃあ後は、もう一人誰を連れて行くか、、、。』

「Aと二人っきりが良かった。」

『さすがに二人っきりじゃ詰まんないでしょ。』

私がそういうと、彼はちぇーっと少し悔しそうな顔をした。

私と彼が関わりのある人がいいはずだ。

どちらとも仲が良くて、一緒にいて楽しそうで、盛り上げてくれそうな人、、、。

そんな人、いないか、、、いや、いる!

どちらとも仲が良くて、一緒にいて楽しそうで、盛り上げてくれそうな人が一人いる!

私はその人に電話をかけた。

『もしもし。』

≪どうしたんA?突然かけてきて。≫

『いやホントに突然で申し訳ないんですけど、もしよかったら一緒に海行きませんか?“コネシマ先輩”!』

「≪は?≫」

その瞬間、先輩と彼の声が同時に聞こえた。

≪海?≫

『はい海です。私と、ショッピ、コネシマ先輩の三人で一緒に行きたいなって思って。』

≪ええやん!楽しそうやんか!でも何で突然?≫

『ショッピに海に行こうって誘われたんですけど、流石に二人じゃ詰まんないなって思って、どうせならコネシマ先輩も一緒にどうかなと、、、。』

「いや、A!?コネシマさんですか?」

≪!なんや、ショッピ君もそこにおるんか?一緒に行こうや海!≫

「え、いや～。」

『そうだよショッピ!絶対に楽しいよ?』

「、、、Aがそこまで言うんなら、、、分かったわ。」

『じゃあ先輩、えっと日程なんですけど、、、。』

≪、、、分かったわ!じゃあ、またなんかあったら連絡するから、じゃあまたな。≫

『はい、ありがとうございました。』

プツン

『ふー、ショッピ、いいひと見つかったね?』

「いや、それより、、、A、いつコネシマさんと連絡先交換したんや。」

彼は少し怒り気味で言った。

何で彼がそんなに怒っているのかわからず、少し動揺した。

『え、いつって、ショッピが休んでいた時。』

彼は少し静かになったが、すぐにため息をついた。

「学校行っときゃ良かったわ、、、。」

『ま、まあ、これで一緒に行ってくれるひと見つかったし、ね?』

そういうと彼は諦めたのか、まあええわと言ってコーヒーを飲んだ。

そして、私がパンケーキを食べ終わった後、私たちはカフェを出た。

「えらい話し込んでしまったな。もう夕方やん。」

『今日はここら辺で帰ろっか。』

私は彼の方を見ると、彼は空を眺めていた。