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「ほら、えっと、普段は制服姿のAしか見いひんから、なんか、新鮮っていうか、、、。」
『ありがと、、、。でも、それで言ったら、私もショッピの私服姿初めて見し、なんか新鮮っていうか、かっこいいよ?』
私がそういうと、ショッピは嬉しそうな、でも恥ずかしそうな表情をしながら照れていた。
『で、結局どこに行くの?私、何も聞いてないんだけど。』
あの時、私がどこに行きたいのかと聞いたら、彼はその日まで内緒といったため、私は結局どこに行くのかを教えられなかった。
「それは、着いてからのお楽しみってことで、じゃあ早速行きましょう!」
彼は私の手を掴み、引っ張りだした。
『うわッ、ちょ、待って!』
私は彼の思うままについて行った。
「めっちゃ涼し〜。」
着いた場所は、最近新しくできたショッピングモール。
『初めて来たかもしれない、ここ。』
目の前には沢山のお店があって、人も沢山いた。
「マジで?よっしゃ、Aの初めては俺ってことやな?」
『言い方が語弊あるな、、、。』
「まあまあ、そんなことはいいんですよ。今一番大事なのは、一体何をするか。Aは何したい?」
『いや、さっき言ったよね。私ここ初めて来たから、何があるかなんてわからないんだけど。』
私はそういうと、彼は確かにといった。
「じゃあ、取りあえず、最初は適当に歩いて、やりたいことがあったら、それしようや。」
私たちは、色々なお店を見ることにした。
『ショッピ、ここ見てもいい?』
そういうと彼は頷いたため、私はとあるお店に入った。
『可愛い、、、。』
目の前には雑貨がたくさん並んでいた。
文房具、アクセサリー、キーホルダー、、、etc。
色々なものを見ながら歩いていると、一つの物が目に留まる。
私はそれに手に取った。
「A、、、?」
『これ、めっちゃ好き。』
私が手に取ったのは、シンプルなネックレスだった。
シルバーのチェーンに紫の宝石のようなものが一つ付いている。
私がじっと見つめていると、彼は私が持っているネックレスを取った。
「ふーん。結構ええやん。」
彼はそういうと、レジへと持って行った。
『ちょ、待って!何するつもり。』
「何って、買うだけやけど。」
彼は、真顔で言った。
「これ、A欲しいんやろ?俺、これ絶対Aに似合うと思うんよ。やから、つけてほしいなって。」
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作者名：黄色ピン | 作成日時：2024年3月19日 20時
