【d!】恋愛なんてくだらない【shp】 (ページ34)

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私はその手を振り払った。

「ッ、A、、、?」

『あっ、、、ごめん。心配ありがとう、でもほんとに大丈夫だから。』

そう優しく微笑むと、彼は少し安心したような表情を見せた。

『よし、でもよかったですね。仲直り出来て。』

「ホンマに良かった。ショッピ君と仲直りできたのもAのおかげや。マジでありがとう。」

先輩は嬉しそうな顔をしながら言った。

『あ、それじゃあ、先輩に何してもらおうかな?』

「え、どういう事?」

『先輩言ってたじゃないですか。何でもするって。』

「え、俺そんなこと言って、、、

【今頼れるのはAだけやねん。頼む。何でもするから。】

、、、言ったわ。」

「は?コネシマさんが何でもするって言ったですか?コネシマさん今まで何でもするって絶対に言ってこなかったのに?」

「あ、あの時はショッピ君の事で精一杯やったから、、、。」

先輩は、はははと少し笑いながらあの時を思い出しているようだった。

「まあ、でも言ったことはしっかりと守るで。何でも言ってや。俺、金とかは結構持ってる方やから高いもんとかも買ってやれるで。何でも来い!」

『じゃあ、、、先輩、一緒にテスト勉強しましょう。』

「「は?」」

わたしがそういうと、二人は何言ってるんだという顔で私を見てきた。

「え、A、何言ってるん?」

『え、だって、もうすぐでテストじゃん。だから私とショッピと一緒にテスト勉強してほしいなって。先輩頭いいからさ。」

そういうと、彼は少し拗ねた顔を見せながら話し始めた。

「え、俺に言ってくれたら他の教科だって教えたるのに。」

『ショッピは数学担当だから。ってことで、それでいいですかね、先輩?』

そういうと、先輩は満面の笑みを見せながら当たり前やろ!と元気よく言った。

『よし、それじゃあこの話は終わりです!早速今からテスト勉強しましょう。もうすぐでテストですし!じゃあ、先輩もワークとか持ってきてください。先にショッピと行ってるんで。図書館で待ってます。よし、行くよ、ショッピ!』

そういうと、私は自分のと彼のワークと筆記用具を持って図書館へと向かった。

「ちょ、A待ってや!」

「は?お前ら、ちょっと待っとけよ!」

彼は私の後ろを追いかけてきて、先輩は自分の教室に戻ってワークを取りに行った。

苦痛だったテスト勉強が、少し楽しみになった。