【d!】恋愛なんてくだらない【shp】 (ページ23)

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「きっと、ショッピ君はもう俺と関わりたくないんよ。」

先輩の目は、さっきのような綺麗なスカイブルーの色から、酷く濁った暗い青色になっているように見えた。

先輩の心情とつながっているかのように、外の天気は悪くなり大雨が降り始めた。

「でも、俺のせいでショッピ君が学校に来なくなってまうのは嫌なんよ。だから、、、。」

そういうと、先輩は先輩は私の手を両手でぎゅっと握ってきた。

「俺の代わりにショッピ君に会ってきてくれへんか?」

『えっ、私が!?』

突然の発言に、私は驚いた。

『いや、会いに行くって言ったって、ショッピは学校に来てないんですよ?その状態で、どうやって会いに行くっていうんですか?』

そういうと、先輩は突然スマホを取り出した。

そして、机の上に乗っかっていた私のスマホを取り何か操作をした後、私に返してきた。

スマホを確認すると、連絡先が増えていた。

「俺と連絡先交換しといたから。それで、ショッピ君家の住所送っとったから、行ってくれへんか?」

『い、いやいや、流石に無理ですよ!』

私は断ろうとするが、先輩は頼む。と言って私に頭を下げてくる。

『せ、先輩が自分でショッピの家に行けばいいじゃないですか。』

「、、、ショッピ君はもう俺に会いたない。今俺が行っても、追い出されるだけや。ショッピが嫌がることはもう、したくないんよ。」

先輩は、寂しそうに下を向きながらボソッと言った。

「今頼れるのはAだけやねん。頼む。何でもするから。」

『、、、分かりました。』

私は、先輩の気持ちを考えると、流石に断れることが出来ず、仕方なくすることにした。

「、、、!ほんまか?」

『はい、で、一体いつ行けばいいんですか?』

そういうと先輩は意味の分からないことを言い出した。

「今から行ってくれるか?」

『今から!?』

私は、流石に今からは、と断ろうとしたが、先輩が今から行かなきゃ明日も休むことになってまうかもしれない。そんなのは絶対に嫌だ。というので、断ることが出来ず、今から行くことになってしまった。

『じゃあ、行ってきます。』

「ああ、頼んだ。もし何かあったら俺のところに連絡入れてくれ。」

『わかりました。』

私は、カバンを持ち、傘を差しながら彼の家まで向かった。