【d!】恋愛なんてくだらない【shp】 (ページ20)

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「ショッピ君は、お前なんかと遊んでる暇ないんよ。知ってるか?ショッピ君、サッカー部の中でも実力高い方なんやで?もうすぐで大会だってあるのに、最近は全く部活にこおへん。このままやとショッピ、大会出られんくなるんよ。お前のせいで。」

私のせい。

その言葉が私に重く響いた。

私のせいで、彼の実力が無駄になってしまう。

そんなの絶対にダメだ。

「頼む。ショッピ君はサッカーの才能が絶対にある。その才能を無駄にしてほしくないんよ。」

彼は両手を合わせ、下を向きながら私にそういった。

『、、、分かりました。』

私がそういうと、先輩はほっとした顔を見せた。

「わかってくれたんなら、ええんよ。」

そういうと、先輩は教室から出て行った。

彼と関わるなって言われたって、私が離れても彼が近づいてくるからどうしようもない気がするが。

まあ、やるだけやってみるか。

全ては、彼のために。

教室には彼女一人だけ。

外は大雨が降っていて、雨音がすごくうるさいはずなのに、何故かその音は小さく聞こえた。