【d!】恋愛なんてくだらない【shp】 (ページ12)

今日:95 hit、昨日:110 hit、合計:13,071 hit

. ページ12

「ふー、うまかったな。」

『うん。』

彼と一緒にラーメンを食べた。

彼は何食べたいと私に聞いてきたが、私は何でもいいと答えた。

すると、彼の先輩が前にお勧めしていたお店を思い出し、そこに行くことになった。

どうやら、その先輩がとてもよかったと言っていたお店らしく、絶対に行けと言われていたからちょうどいいという話になった。

彼の先輩は面白い先輩ばかりだなと思った。

食べてみると、本当においしくて、すぐに食べ終わってしまった。

その頃には私もだいぶ落ち着いていて、することもないし夜景がきれいと言われている穴場スポットに行ってみるかという話になった。

その場所は少し山を登るので体力がとても持っていかれた。

『つ、疲れた、、、。まだつかないの?』

「もうすぐなはず、、、あっ!着いたで!」

私は登り切った後、息を整えて前に進んだ。

そこは広間みたいになっていて、少し進むと崖だった。

私たちは置かれていたベンチに座り、夜景を見ながら話し始めた。

『ちょっと、きつすぎて息切れがヤバい、、、。』

「わかるわ、、、。」

『いやキミサッカー部でしょ。なんで私と同じくらい疲れてんの。』

「いや、俺無理やり入れられたって言ったやん、、、。俺やって、本当は帰宅部でええかなって思ってたんよ。」

そんな話をしながら少しの間夜景を楽しんだ。

周りには人が全くいなくって、私と彼の二人だけだった。

『、、、ショッピ、ありがとね。私のわがまま聞いてくれて。』

そういうと、彼はああと言った後、優しく笑った。

「全然ええよ。A、さっきまでは家に帰らないのはさすがにダメとか言ってたから、突然やっぱり帰りたくないって言ったときはびっくりしたけどな。」

彼はふふっと笑った後、私の目をじっと見つめた。

「正直、俺はそんなに家に帰りたくないなら電車でも乗った方がいいんじゃないかって思ったけど、Aが、少し嫌そうな顔をしとったからな。じゃあ、家の近くにいた方がいいんじゃないかって思って。」

そういうと、彼は私の手を取り恋人つなぎをしてきた。

その瞬間、私の心臓が今までにないくらいの勢いで鼓動し始めた。

まさか、私、、、彼に恋したの!?

いやッ、そんなはずない。

そう思いながらもう一度彼を見ると彼はじっとわたしを見つめていた。