【d!】恋愛なんてくだらない【shp】 (ページ11)

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「今日は楽しかったな。」

『、、、うん。』

私は今、彼と一緒に家に帰っている。

一人で帰ろうとしたが、少し薄暗くなっているから、家まで送ると言われお言葉に甘えて送ってもらっていた。

彼は本当に私に優しくしてくれる。

つい最近までは私と関わるのが嫌そうだったのに、最近何故か私に優しくなった。

突然告白までされて。

なんで突然こんなにも変わったのだろう。

そんなことを考えていると、家までもう少しになった。

『もうすぐ着く。ショッピ、今日はありがッ、、、。』

家が見えた。

その瞬間、私は恐怖に襲われた。

家の電気がついている。

両親が家にいる、、、。

帰りたくない。

私はその場で止まった。

私が止まったのに気づき彼も止まった。

「A?どうしたん?」

私は彼の言葉に返事をすることが出来なかった。

彼は私が少しおかしいことに気づき、私に近づき方をポンとたたいてきた。

「ほんとにどうしたん?なにかあったか。」

私は彼の服の裾をぎゅっと掴んだ。

『ショッピ、、、。』

その瞬間、今日彼が私に言ってくれた言葉を思い出した。

【まあ、なんかあったらいつでも俺に相談してええから。俺はいつでもAの味方やから。】

「A、どうしたん?」

『ショッピ、ッ、、、私、今日は家に、帰りたくない、、、。』

勇気を出してそういうと、彼は優しく私に向けて微笑んだ。

「、、、わかった。よし、今からどこ行く?俺はどこでもええで。」

ああ、なんて彼は優しいんだ。

本来なら彼は家に帰りたいはずなのに、私のために一緒にいてくれようとしてくれている。

「あ～、そうやな。腹減ったし、なんかおいしいもんでも食べるか。」

なっ？と彼は私に問いかける。

私は、ゆっくり頷くと、彼はニコニコしながら私の手首を優しくつかみ、引っ張り始めた。

彼の思うままに私は引っ張られ続ける。

「何食べるか～。まだ、6時半くらいやし、まだ補導はぎりされんやろ。はよいくで!」

彼の明るい声を聞いて私は何故か安心した。