逃げ切る ページ4
「帰る」
「遊びに行く！」
「帰るで」
「やーだー！」
「Aちゃん俺と遊びどっちが大切なん！？」
「遊び！じゃあな！！」
「あ、おい！」
エーミールはまだ懇談があるからと学校に残るわけだが、おじさん3人は私を連れて帰ろうと必死に帰るコールをするが、私も負けてられない。今日は二人と遊びに行くんだ、決めてたんだ！と強い意志のもと、オスマンを抜け殻状態にした時に逃走した。
逃走までしたらきっと諦める。それにゾムさんかひとらんらんさんが見てるはずだから、諦めろ！
こうしてしばらく女子トイレに身を潜めていたのだが、ちゃらりんと携帯が鳴った時、私は女子トイレから出た。コネシマくんとシャオロンくんがそれぞれ懇談を終わらせたらしい。ついでにトントンから「17時までに帰宅しないと飯抜き」という恐怖の単語が来ていたのは見て見ぬ振りしよう。
「おーいふたりとも〜！」
「お、きたきた」
「おす」
「おす！」
こうして7組の教室前まで急いで向かえば、既に荷物を持って遊びに行く準備をしていた2人。待たせてしまったな、と申し訳ない気持ちになる。
「懇談早かったね！」
「Aが長すぎやろ…1時間くらいかかってたやん？」
「…まあ…色々…」
あはは…と乾いた笑いを溢せば、シャオロンくんが「でもさー」と口を開いた。
「あれ、全員お兄さん？にとらんけどな」
「あ、…んー、いや、……兄じゃない！」
「ん？じゃあお父さん？いやそれはおかしいよな」
「まあ…ていうか血縁ではないかな…」
「親戚的な？」
「いや親戚でもないかな…」
兄の友人です、というとシャオロンくんは目をぱちくりと瞬きさせた。
「え？なんでお兄さんの友達が懇談きてんの？」
「兄の代わりみたいな、一緒に住んでるから保護者ヅラしてて…」
「え、一緒にすんでるん？」
「まあ、うん！エーミール先生も一緒に、五人で」
学校に報告してるとはいえ、全校生徒に周知されていない事実だ。私は特に考えず発言したのだが、シャオロンくんはしばらく考え込むような表情を見せた。
「それってさあ」
「うん？」
「変じゃない？」
「……うん？」
「だってさぁ、他人ってことやろ？」
「…うん、まあ」
「やのにあそこまで、する？普通」
「…えーと？」
「めっちゃべたべた触っとったし、一応男と女やん？ロリコンなん？あの人ら」
「……」
「おいシャオロン」
「え？コネシマも思うやろ」
シャオロンくんはそういってコネシマくんに向いた
「きもいやろ、あの人ら」
→
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雪姫(プロフ) - 小説面白くて大好きです。投稿頑張って下さい。9ページの夢主さんの「はい、わかりました。」というセリフが「はい、わかりまし。」となっています。確認お願いします。 (2020年6月11日 23時) (
レス) id: ef862af7e8 (このIDを非表示/違反報告)
bh(プロフ) - この作品のコネシマがとても大好きです。これからも陰ながら応援しております。 (2020年2月3日 16時) (レス) id: 204dfe46bb (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - ……続きをぉぉぉぉぉぉぉぉおおお(´；ω；｀)そして好きです← (2020年1月6日 6時) (レス) id: 4a50da7845 (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - 大好きです。(((唐突 (2019年11月21日 3時) (レス) id: 87e6a0aeb1 (このIDを非表示/違反報告)
無能 菜月チャンネル(プロフ) - きたぁ。。 (2019年10月8日 23時) (レス) id: ac1a9cdc00 (このIDを非表示/違反報告)
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