詐欺被害 ページ26
文化祭当日だ！
「はぁぁぁあ！？！？なんで！？なんでこないの！？！？」
「しゃあないやろ！仕事休み取れんかったんや！！」
「いつもは来んなっつっても来るくせに！！」
白雪姫の劇、色々頑張ったからこれは見て欲しい！と、私はわざわざ1週間前からおじさん３人に「絶対来て！」と言っていたのに、トントンが来れないというのだ。休みを取るためにどうも頑張ってくれたらしいけど今日だけは抜けられない会議があるのだという。
「会議終わったら行くから！！」
「劇終わってるよ！だって午前だもん！！」
「終わっても文化祭は終わっとらんやろ！」
「やだよ見に来て欲しかったの！」
「Aちゃぁん、困らせたらあかんで？トントンも頑張ってたんやから」
確かに
トントンはこの1週間、文化祭に来るために必死に仕事していたのを私はこれでもかと言うほど見ていた。だからこそ今日は午前の会議だけで済んでいるのだろうし。わかっている、わかってるけど…
「でも残念やな〜トントン。Aちゃんの白雪姫見られへんなんて！」
うぷぷ、とオスマンが笑う。
は？
「いや私白雪姫じゃ無いよ。白雪姫はコネシマくん。私は小人」
「は？いや俺ドレス作ったったんやんな？」
「いやアレコネシマくん用のサイズだから私きれないもん」
「……ハァ！？」
実は白雪姫のドレスのデザインはオスマンに頼んで作ってもらったもので、とても素敵なものなのだが、どうやらそれは私が着ると思っていたらしい。いや、どう考えてもデカすぎるでしょ…サイズがさ…
「まって！？Aちゃんが着ぃひんの！？」
「着ぃひんよ」
「はぁぁあ！？ちょ、まって！？一応プロが無償で作ったドレスやで！？Aちゃんのために、俺好みにしたのに………っ！！！！」
「確かにめちゃくちゃ可愛かったね。オスマンのセンスはさすがです」
そういって手を合わせればオスマンが発狂した。怖い。
「ありえへん！！マジで言ってる！？最低！！詐欺やで！？」
「落ち着けやオスマン…」
「耐えられへん！！泣きそう！！！」
流石のトントンが止めに入るが、オスマンは私の肩を掴んでガクガク揺らす。酔いそう
「もう……俺の作ったドレス着てよぉ…っ」
「いや着るよ？でも今回のやつはコネシマくんが着るよ」
「バカ！！！アレ作るのに１ヶ月もかけたのに……」
確かに力作だった。すごい綺麗だった。文化祭クォリティじゃなかった。さすがプロ。
「あほ…」
「ごめんって…」
なんか申し訳なくなってきた
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雪姫(プロフ) - 小説面白くて大好きです。投稿頑張って下さい。9ページの夢主さんの「はい、わかりました。」というセリフが「はい、わかりまし。」となっています。確認お願いします。 (2020年6月11日 23時) (
レス) id: ef862af7e8 (このIDを非表示/違反報告)
bh(プロフ) - この作品のコネシマがとても大好きです。これからも陰ながら応援しております。 (2020年2月3日 16時) (レス) id: 204dfe46bb (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - ……続きをぉぉぉぉぉぉぉぉおおお(´；ω；｀)そして好きです← (2020年1月6日 6時) (レス) id: 4a50da7845 (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - 大好きです。(((唐突 (2019年11月21日 3時) (レス) id: 87e6a0aeb1 (このIDを非表示/違反報告)
無能 菜月チャンネル(プロフ) - きたぁ。。 (2019年10月8日 23時) (レス) id: ac1a9cdc00 (このIDを非表示/違反報告)
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