新生弓道部 ページ1
学生というのは、委員会や部活に所属していると夏休みにも学校に行かなければならない。
８月も半ばだが、私は部活に行った。暑い太陽が降り注ぐ中、私は偉いのでちゃんと歩いて登校した
「あ、おはよおA！」
「おはよ〜…ロボロく、…うん？」
弓道部の部室に行けば、ロボロくんがいた。いや、ロボロくんだけじゃなかった
「コネシマくん？なんでここに？」
弓道部の部室には、弓道着を着たコネシマくんもいた。顔の良い彼は何を着ても似合うとは思うが、和服を着てるのに違和感
「コネシマは弓道部にサブで入ってんねんで」
「そういうことや」
「えー！」
知らなかった！といえば「言ってへんしな」と返されてしまった。まあ、確かにそうなんだけども。「Aも着替えといで」と言われて、私も着替えに向かった
「おぉ〜いこねしまぁ、これどうやって着ん……あ！Aやん、おはよ〜！」
女子更衣室の隣は男子更衣室。普段はロボロくんしか使わないそこからぐちゃぐちゃの弓道着のまま、シャオロンくんが出てきた。いつもと変わらず笑顔で挨拶する彼も爽やかだが、何故ここに
「下手くそかお前…」
「和服とか普段着いひんわ！」
「今日はサブメンが珍しく来てくれてん！」
「そ、そうなのか！」
そうか、この二人も弓道部に…サブでも友達と同じ部活なんてなんだか胸に込み上げてくるものがあるなあ…
嬉しくて、私は急いで着替えた、早くみんなで練習したいなって思って
着替えた私は笑いながら道内を掃除する三人駆け寄る。
「二人とも、弓道好きだったんだね！」
「ん〜まあね！やったことないけど！」
「私も！」
「かっこいいもんなぁ、弓道！」
「ねー！」
「ならサブじゃなくてもええんやで」
「いやメインは野球やからすまんやで先輩！」
「なんやねん〜…」
「コネシマくんは？弓道好きだったの？」
そうやってコネシマくんを見やれば、グ、と喉に言葉を詰まらせているようだった。ゆるゆると視線を外されて、「……まあ…」とだけ返された。
「Aがおるから弓道部来てんで！」
「！！ おいシャオロン！！」
「だって友達同士で同じ部活ってなんか青春やん？な、A？」
「うんうん！！一緒に部活！」
私はサッカーも野球も絶対出来ないのわかってるし(男子サッカー、男子野球部)、こうして男女どちらも入れる部活に、二人から一緒入ってくれるのは嬉しかった
「頑張ろうね！」
「…おう…」
「お〜！」
「練習すんでー！」
新、弓道部始動！
end
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1564人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪姫(プロフ) - 小説面白くて大好きです。投稿頑張って下さい。9ページの夢主さんの「はい、わかりました。」というセリフが「はい、わかりまし。」となっています。確認お願いします。 (2020年6月11日 23時) (
レス) id: ef862af7e8 (このIDを非表示/違反報告)
bh(プロフ) - この作品のコネシマがとても大好きです。これからも陰ながら応援しております。 (2020年2月3日 16時) (レス) id: 204dfe46bb (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - ……続きをぉぉぉぉぉぉぉぉおおお(´；ω；｀)そして好きです← (2020年1月6日 6時) (レス) id: 4a50da7845 (このIDを非表示/違反報告)
ウル(プロフ) - 大好きです。(((唐突 (2019年11月21日 3時) (レス) id: 87e6a0aeb1 (このIDを非表示/違反報告)
無能 菜月チャンネル(プロフ) - きたぁ。。 (2019年10月8日 23時) (レス) id: ac1a9cdc00 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
