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開いた口が塞がらないというのはまさしくこのことだ。

「Aが、当欠ですか…」
「そうなの〜」

パートのおばちゃんがそう言ってシフトを変更していく。まさかまさかの、俺が元気になって出勤した日、次はAが風邪になり、休んだ。本末転倒やないか、俺は思わず頭を抱えた。

「でも連絡が取れなくてね、仕事の引き継ぎとかで連絡取りたいんだけど…」
「はい…」
「だから申し訳ないんだけど、心配だし…」

家まで様子、見に行ってあげてくれる?


○*・・*○

店から電車で15分ほど揺られて、駅から徒歩10分ほどのところにある一軒家。それがAの家らしい。家らしい、のだが。

「(…俺はここを知っている……)」

俺はこの家を知っていた。見に覚えがありすぎる。
何故か?その理由は簡単だ。
俺はインターホンを押す。

「はーいはい?…あれ?トントンやん!どないしたん?」
「……やんなぁ…?」
「うん?」
「ロボロぉ…」
「なんや?」

せやんな、だってここは俺の実況仲間の、ロボロの家だ。見に覚えがありすぎるのは、俺が酔ったロボロをこの家まで送ったことがあるからだ。中にまで入ったことはないが…。俺は今一度改札を確認する。苗字は俺が知るAの苗字と同じ。…そういえば、ロボロもコレと同じ苗字、やったやんなぁ…。

「…あんさあ…ちょい、聞きたいねんけど…」
「うん?あ、とりあえずはいりーや!今ちょっと立て込んでて、あんまりゆっくりしてられんけど!」
「ああ、うん…」


そう言いながら中に招き入れられて、リビングに案内された。すると、ドン!と上から大きな音が鳴る。二階建てのその大きな家は、やはり二階にも部屋があるらしい。

「も〜!俺がおらんとなんもできひんの〜?」

そんな風に、とびきり嬉しそうに笑いながらロボロは階段を駆け上がっていった。
リビングを見渡して、リビングにある立てかけられている写真を見る。見覚えのある人間が2人。

「…いや…まさか……」

そんなことはないと信じたい。いやでも確かに言われてみれば顔が似てたような気もする。会社から教えられたAの家だという住所は間違いなくここ、表札の名前も、俺の視界にあるこの、立てかけられた写真に写る少女も、俺が知っているものと一緒。


「おにい゛ち゛ゃん゛ッ!!部屋入ってこな゛い゛で!!」
「そんなふらふらで歩けんやろ!?ほら俺にもたれて!ホラ!!」
「触ん゛な゛ッエロ゛おやじッ!!!」

ドタドタと、階段を降りる音がした

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まる。 - 予想外すぎて(笑)大笑いしてしまいました!ありがとうございました! (2023年1月24日 12時) (レス) @page46 id: f4ad072890 (このIDを非表示/違反報告)
ことこ(ドS娘)(プロフ) - 面白い作品ありがとうございますwwwwまさかのストーカー…!?wwww面白すぎますっwww (2020年11月24日 2時) (レス) id: 5e03690c33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうなんこつ - 遅れましたが完結おめでとうございます! まさかのカミングアウト(?)すぎて10秒位固まりましたw とっっっても素敵な作品をありがとうございました! (2019年9月24日 0時) (レス) id: 90426beaf5 (このIDを非表示/違反報告)
明浄(プロフ) - 初めまして!完結おめでとうございます。とても素晴らしい作品をありがとうございました!!! (2019年9月20日 0時) (レス) id: c1ca5eb15a (このIDを非表示/違反報告)
こにまる(プロフ) - 連載完結お疲れ様です!楽しく読まさせていただきました!とっても最高でした、ありがとうございます! (2019年9月19日 22時) (レス) id: 925e5fcb5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:よこはま | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月2日 1時

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