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それからAはずっと看病してくれた。体温計で熱を計り、氷枕や額に乗せるタオルなんかを定期的に交換してくれたし、俺が眠るまでは話し相手になってくれた。３０分もすれば俺は寝てしまっていて、次目を覚ましたときは朝を迎えていた。
「(もうしんどないな…)」
ちゃんと寝るって大切やな…とか思いながら右手に違和感を感じたので視線を持っていくと、Aが何故か握った状況で眠っていた。看病してくれていてそのまま寝落ちしてしまったのだろうか。彼女の側にはタオルを濡らすようの水が置かれているから。
俺は身体を起こす。
「…ありがとう、A」
繋がれた手はそのままに、俺はそう言った。
○＊・・＊○
「…なんでねてないのー…」
そんな覇気のない声を上げながら、Aはその1時間後くらいに起きてきた。俺は暇すぎてベッドから抜け出し、朝食を作っていたのだ
「暇すぎて。もうだいぶ楽になったしな」
「ばか！風邪は始めと終わりが肝心なんだぞ…」
「バカとはなんや」
眠そうに目をこするAに椅子に座るように促せば、しぶしぶ座る。俺は適当な朝食を作って並べてAの向かいに座った。
「おいしいそう。いただきまーす」
「はいどうぞ」
もしゃもしゃと食べるAを見ながら自分の分も口に運ぶ。うん、食えるな。
「にしても、電車ダイヤが休日と平日でこんなに変わるとは〜」
「まあ、確かに全然違うからな」
「平日ダイヤ増やして欲しいですよねー」
「せやなあ〜…0時ってのは早めやからな」
「ね〜。次来るときはもっと時間考えます〜」
「次とかないわ！」
「はー！？なんで！？」
そんな会話をして過ごした朝。
二人とも休日のため、Aを昼で返し、俺は念のためもう一度眠った。今日とんつくやけど、どうしようかな。
『風邪？そら寝とけや！』
「やんな。でも告知とかしてへんし、とりあえずやるわ」
『寝ろや』
「死ぬほど寝てん、もう」
そんな会話をしながら生放送の準備を進めていく。コネシマは「しんどなったらすぐ言えよ」と優しい言葉をかけてくれて、おもわず笑ってしまった。
そうしてもう少しで始まる…という時に、ぴこん！とラインがなる。
『寝れなくて暇ならトンつく見て！』
そんな文とともにトンつくニコニコ視点に飛ぶURLが送られてきて、また笑った。
『なにわろてんねん？』
「…や、なんでもない！」
俺はそのラインに「わかったわかった」と返し、時間を迎えたので、生放送を開始した。
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まる。 - 予想外すぎて(笑)大笑いしてしまいました！ありがとうございました！ (2023年1月24日 12時) (
レス) @page46 id: f4ad072890 (このIDを非表示/違反報告)
ことこ(ドS娘)(プロフ) - 面白い作品ありがとうございますwwwwまさかのストーカー…！？wwww面白すぎますっwww (2020年11月24日 2時) (レス) id: 5e03690c33 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうなんこつ - 遅れましたが完結おめでとうございます！ まさかのカミングアウト(？)すぎて10秒位固まりましたw とっっっても素敵な作品をありがとうございました！ (2019年9月24日 0時) (レス) id: 90426beaf5 (このIDを非表示/違反報告)
明浄(プロフ) - 初めまして！完結おめでとうございます。とても素晴らしい作品をありがとうございました！！！ (2019年9月20日 0時) (レス) id: c1ca5eb15a (このIDを非表示/違反報告)
こにまる(プロフ) - 連載完結お疲れ様です！楽しく読まさせていただきました！とっても最高でした、ありがとうございます！ (2019年9月19日 22時) (レス) id: 925e5fcb5d (このIDを非表示/違反報告)
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