♡救世主1 ページ9
日の傾いたグラウンド
誰もいないはずなのに、何故か沢山の声が反響して聞こえる
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【A！パス！！】
流れるような攻撃
【やった！！A！ハットトリック！！】
最高なチームメイトに恵まれて
1年生ながらも、ゲームキャプテンとして、エースとしてチームを引っ張るのはとてもやりがいがあったし、何よりも楽しかった。
かけがえのない仲間だ、って思ってた
あの日までは。
【膝の損傷が酷い。下手をすれば歩けなくなります。サッカーは、諦めてください。】
当時まだ1年生だった私は、これからの活躍を期待されて、ゲームキャプテンになった。
得点だって誰よりも決めた。
それなのに
【サッカーができない部員は必要ない。】
返ってきた答えは残酷だった。
あれだけ信じていた仲間たちが、私を追放したのだ。
【前から思ってたんだよね、あの子生意気じゃない？】
【1年のくせにゲームキャプテンとかね。1年の指示に従うとか無理無理。】
口々に言う、2年の先輩たち。
【ちょっと上手いからって調子乗ってるよね。私たちなんてボールも触れないのに】
【ほんとほんと。バチが当たったんだよ】
小馬鹿にして笑う、同級生。
「なん…で」
もう沢山だった。
2度とサッカーはできない。それに歩けなくなるかもしれない。その上皆に裏切られるなんて。
「…いいよ、言われなくても辞めるから」
こうして私は、その日のうちに顧問に退部届を提出し、今日までグラウンドに立つことはなかった。
いや、立つことは許されなかった。
だって私は仲間たちに”追放“された身なのだから
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
誰もいないはずなのに、皆の、楽しそうな声が聞こえてくる気がする
グラウンドを覗けばただ1人だけ、練習しているサッカー部員の姿。
女子かな？男子か…？
際どいラインの髪の長さだが、あの蛍光ピンクのスパイクと金髪、それにピアスを見れば誰だかはすぐに分かった
同学年の手越だ
関わったことは、ほんの数回だった
彼の才能は天性のものだと思っていたけど、彼は相当な努力家なのだということに今更気がついた
すると、足元にボールが転がってきた
『こっち来いよ！！キャプテン！』
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- n e r o -(プロフ) - ごはん たたさん» Twitterは諸事情により…泣 題名合ってます！笑 あの作品も随時サイトで更新してるのでよかったら是非見てください〜！ (2017年6月3日 15時) (
レス) id: 93d567dc7b (このIDを非表示/違反報告)
ごはん たた(プロフ) - - n e r o -さん» ツイッター辞めちゃったんですか ?; 私、題名合ってるか分かんないんですけど、「あの日僕は天使の羽を」みたいな小説書いてましたよね ?( あの頃からめっちゃ好きでした !! 見ていきます、！ (2017年5月29日 15時) (レス) id: abe2a7a0a0 (このIDを非表示/違反報告)
- n e r o -(プロフ) - ごはん たたさん» そうです〜！憧れだなんてとんでもない汗 よかったらぜひ見てください〜！ (2017年5月28日 19時) (レス) id: 93d567dc7b (このIDを非表示/違反報告)
ごはん たた(プロフ) - ツイッターのneroさんですか !? わわ、めっちゃ憧れです…!! 頑張って下さい、応援してます !! (2017年5月28日 18時) (レス) id: abe2a7a0a0 (このIDを非表示/違反報告)
- n e r o -(プロフ) - あおいさん» ありがとうございます！よろしくお願いします〜！ (2017年5月24日 17時) (レス) id: 93d567dc7b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：- n e r o - | 作成日時：2017年5月24日 7時
