【刀剣乱舞】歴史修正主義者に生まれ変わった…あれ、やばくない？

プロローグ ページ1

いやー人生何があるか分からないね。





中学の友達と離れて落ち込んでたらクラスメイトの可愛い子にクラス会に誘われ、すっかり舞い上がってしまった。


一張羅を着て足取りも軽やかに家を出たら
バナナの皮で滑って転び、頭を打ってご臨終ときたよ。



いやいや、笑えないって。
花のJKの最後がそれってイヤだわ。




まあ、長々と語ってきたけどこれが私の前世の話だ。


そして、ここからが本題だ。
私の今世の話をしようか。



え？別に聞きたくない？
まあ、そう言わずにもう少しだけ付き合ってよ。



…ふふ、ありがとう。




えー、前世で虚しい終わり方をした私は
気づけば見たことの無い場所に立っていた。
俗に言う転生ってヤツだね。



そこはボロッボロの日本家屋で
私は着物を着て立っていた。



古びた鏡に映った自分の姿に息を飲んだのを
今でも覚えている。



背中を覆う程度の長さの薄茶色の髪
少しつり上がった大きな瞳
病的にやつれた青白い顔
白色の小袖
薄紅色の袴
桜を型取った髪飾り
そして…



私の腰に下げられた存在感のある


日本刀





もう分かったよね。
私は前世で好きだった刀剣乱舞の世界に
生まれ変わった。



これだけなら発狂するくらい
喜べたんだけどね。


刀剣女士キタコレ‼︎とか、
マジか美形の顔拝み放題じゃん‼︎とか


しかし、人生はそんなに甘く無かった





『歴史修正主義者って…お先真っ暗じゃーん』


二度目の人生、波乱の予感

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