素敵なパーティをお見せしましょう ページ2
「A、周囲への警戒をおこたるなよ」
『はい。お父様』
お父様にああは言われたけど…
どういうことなのかしら
-----------------------------------------------------
それにしても…
ここは貧相な奴ばかりね
どいつもこいつも私が可愛いからって下手くそな笑顔で取り繕って。媚び売って。
「あの少し良いでしょうか…?御令嬢」
次は誰…ってい、イケメン!!
「はい、もちろんですよ。鬱様」
ut「ありがとうございます。ではここでは少し話にくいので人目のつかない…あそこのバルコニーなんてどうでしょうか…?もちろん、貴方と私の2人きりで」
「そうですね…早く行きましょう?2人きりで」
ut「ここはとても風の音が心地良いんですよ」
「ええ、そうですね」
なんとしてでもこの人を婿に取り入れたい
でも、こんなことするなんて…きっと私だけでしょうし…
きっと鬱様は私の事が好きなのだわ…!
でもここは私から!
「あの、鬱様…」
ut「まって…私から言わせてください」
「鬱様///」
鬱様が手を広げる
私は思い切り飛びつき愛の抱擁…
ぐさ
「…え?」
背中が痛い
ut「まんまと引っかかっちゃったね♡」
「騙したの…この私をっ!!!!」
ut「怖いめぅー」
「この私を殺してただですむと思っt」
ut「お前みたいなやつは早く死んだ方が良いと思うで」
背中に刺さったナイフを豪快に抜く眼鏡の男
ut「これからは騙されんようにな…もう聞こえてないか」
-----------------------------------------------------
美しい女性の亡骸を見る男性の顔は酷く慈悲で溢れていた…
いや、私の勘違いかもしれない
あれは、悪魔や幽霊なんてものよりも酷く厄介なモノだ
逃げなきゃ
ut「(くそ、誰かに見られてしもうたな)」
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:????NERO | 作成日時:2022年8月10日 21時