魔法がとけるKissの味 (ページ4)

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「パクーー！資料もってきてー」

CY「はい！！」

BH「チャニョラどんまいw」

CY「うるさいやい」

ﾊﾞﾀﾊﾞﾀﾊﾞﾀ

階段や長い廊下を駆け出していく。

…

((｢チャニョラー」

僕がジョンデを忘れられないのは
これのせいでもある。

１日に１回。

必ずアイツの声がする。

まるで“わいを忘れんといて”と言うように。

CY「えっっとー、あ！これだ！」

あれから痩せて背も高くなった僕は
こんなに高い所にも届くようになった。

ーーーー

CY「先輩！資料！！」

「おーありがとな

ところで見てみろよ。新人だって」

僕が上になることを示していたその声は

ベクも僕も待ちに待っていたはずなのに

ベクの顔色は悪かった。

『氷室村から転勤してきた
チェ Aです』

「同じく転勤してきたキムジョンデです！」

ﾊﾟﾁﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

ジョンデ？

夢で見たアイツの姿がここにあった。

でも、隣の彼女も見たことがあるような気がした。

氷室村…

僕達がスキーに行った所。

『よろしくお願いします』

JD「よろしくな。…チャニョラ！」

CY「はい…」

アイツと彼女の手は冷たくて白かった。

外が寒かったのだろうか？

今の季節は冬。

そんなに気にすることもないか…

JD「久しぶり…。

きっと2人もわいと同じ目に…。」((ボソッ

君の声なんて僕たちには届かなかった。

僕の覚えているジョンデとは

程遠いジョンデが現れてしまった。

雪が溶けるように
アイツの心も溶かしていきたい。

ベクが消える前に…

To be continuation…