魔法がとけるKissの味 (ページ16)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:13,448 hit

ーページ16

ー韓国

「向こうにまわれ！」

「将軍についていけ！！」

「うぉら！！」

見事に韓国の王城に乗り込んだるぅ達。

韓国の王も隙をつかれたようだ。

るぅはあっという間に王を追い詰めた。

「…はぁ、はぁ」

王は強かった。

それでもるぅは待ってくれている人がいる。
負けられない…

“ザクッ”

無我夢中になっていれば王の脇腹を切った。

倒れる王。

Aと幸せになるために
るぅはこの首を持って帰らなければならない。

「…はぁ、はぁ」

肩で息をする王。

たしかミンユンギとか言った。

YG「…死ねない。

俺はこの国のために。死ねない」

王はブツブツと何か言っているが
関係ない。

YG「…愛して…」

“ザクッ”

勝った。

勝った！！！

これで終われる！

A待ってて…。

王の首を持ち

鼻歌まじりに帰り道に真っ赤なバラの花束を買った。、

ー中国

「ただいま戻りました。」

「よくやった。ルハン。
お前の望みは受け入れた。」

王は約束を守ってくれた。

Aに一秒でも早く伝えたくて
会いたくてるぅは廊下を早めに歩いた。

ー部屋の前

「…ーーーー

アハハはは！！」

Aのいる地下の物置部屋に
大きな笑い声が響いていた。

ヒョナの声。

いつも虐めているのは知っていたから
るぅは急いでドアに手をかける

「韓国はこれで終わりよ！！

どう～王女さま～？？？」

王女？

「アハハはは！！

王女様が私の足の下にいるなんてこんな滑稽なことはないわ！

もーすぐで私から奪った愛しのルハンが貴方のパパの首を持って帰ってくるわ！」

そっとドアの間から除けば頭を足で踏まれているAの姿。

Aが韓国の王女？

それなら俺の殺したあの王は…

“愛してる。A”

Aのお父さん。

俺の手からバラの花束が無造作に落ちた。

何枚か花びらが床に散らばった。

俺はドアを背に崩れ落ち

頭が自然にぶらんと垂れ下がり

頬に水が流れた。

あぁ、
俺はなんてことをしてしまったのだろう…

取り返しのつかないことをした。

水は流れるようにたくさんでた。

俺を虜にしたのは

甘い甘い砂糖のような

君のキス。