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サイコが42匹 ページ44

同性の親友を越した先の関係には
なんと名前を付ければいいのだろう。








ドンと大きな音がする。


やはり轢かれたのは俺だった



ジスは大きな目をさらに大きくさせて突っ立っている




_______またか




7回目の痛みは身体よりも心臓の奥底の
なんという場所か分からない所がズキズキと傷んだ

1番。今までの誰よりも期待していた。

ジスなら俺を守ってくれるんじゃないか
俺と一緒に傷ついてくれるんじゃないかって

結局俺が見惚れた謎の怪しい危険な美しさは幻想だった。奴も他のみんなと同じ凡人だ。

俺の友にはふさわしくない



俺が跳ねられた近くには鮮やかなスイセンが
咲いていた。




JS「……はに。」




呟くように吐き出された声

逃げていく車

広がる俺の血


JH「…っ、大丈夫。これくらいじゃ死なないよ」


JS「でも痛いよね?苦しいよね?」


ハハ

JH「そーだよ。痛い」

心が




ヘマしたーと自虐的に痛そうに笑う俺を見て
ジスはゆらゆらと近づいて












JS「じゃあ僕が楽にしてあげるね」





そう笑顔で言い



JH「う、うぐっっ……じ、ジ、、す!」


首を容赦なく思いっきり絞めた







JS「大好きだよハニ。安らかに休みな」

視界が歪んでいく中、最後に見えたのは
ジスの涙だった

俺はこの時に
初めて心が満たされた。

俺という存在がまだ生きる機会があるとしたら
絶対に離さない。
















みーつけた







求めていたもの。
























やはり俺は神に恵まれた男のようで

俺の生きる意味はただ1つとなって。


まるで
ジスに依存するためだけに息を吹き返したみたいに。




ユン・ジョンハンとしてまた戻ってきた。




それから俺はジスが好きで好きで好きで好きで
たまらなかった。

…愛や恋と似てるが異性とは違うこの気持ちを
人はなんと呼ぶんだろう


まるで頭がお花畑のアイドルファンのように
そこからジスがすることが正義で
何しても何もされても許せれた。


多重人格だって愛おしい。

たとえ「僕」の心の1番が手に入らなくても
「俺」がいる。

「俺」の心は俺が1番だ。


「僕」より「俺」が好きだった

あの時の首の締めが忘れられない

「俺」に付けてもらえる傷は親友の証。特別の証。
あれは俺だけのもの。


JH「俺以外、特別の証をつけないでね」

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少女B(プロフ) - yukinaさん» そんな!思いつきなので厚さ3mmくらいです…ありがとうございます!更新頑張ります (2020年9月6日 23時) (レス) id: d2d6ede24b (このIDを非表示/違反報告)
yukina(プロフ) - どんどん深い内容になっててすごく面白いです!更新楽しみにしてます! (2020年7月30日 23時) (レス) id: c3ce40b161 (このIDを非表示/違反報告)
少女B(プロフ) - MIKIさん» 心温まるコメントありがとうございます(´;ω;`)気長に見てもらえるとありがたい限りです… (2020年7月30日 23時) (レス) id: d2d6ede24b (このIDを非表示/違反報告)
MIKI - 凄く面白いです!続きがめっちゃ気になる! (2020年7月3日 23時) (レス) id: e6d1dae395 (このIDを非表示/違反報告)
少女B(プロフ) - カナさん» ありがとうございます( ; ; )こんな亀更新のダメ作者にもったいない言葉です…やる気でました!! (2020年4月22日 1時) (レス) id: d2d6ede24b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:少女B | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=rihan42  
作成日時:2019年2月19日 20時

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