#元EXOのルハン君 (ページ27)

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#24 ページ27

Aside

鹿ちゃんの路地裏事件から、

すぐに諦めて普通に戻った私…

スパイだったらすぐクビになるだろうなー

今の仕事もできてないのに新しい職業に

手を出してはいけないなーっておもった。

グクとは相変わらずの仲良し。

ルハンさんとは帰りとか朝とかに話す仲。

どちらともいたら楽しい。

わたし、どーしたいんだろー。

まさか、自分に魔性の女の血がまじってるとは。

帰り道

JK「ヌナ。それでねー……」

『わー！！』

今日はうさぎちゃんとかえってます！

楽しいなぁー。

JK「それでですね……あれ？」

『どーしたの？』

JK「あそこにいるのルハンさんですよね？」

『ん？』

そこを見ると仲よさそうに手を繋いで歩く

男女の姿。

確かに、ルハンさんでした。

楽しかった気持ちが一気に冷めて、

なんとも言えない複雑な想いがあふれた。

JK「ヌナ…。やめときなよ…

僕にしなよ…。僕なら泣かせないよ。」

こんなにかっこいいグクを見ても、

かっこいい言葉を聞いても、

わたしの頭に見えるのは

「あははは～～」

ルハンさんの笑う姿で

私の心に聴こえるのは

「好きだよ。」

ルハンさんの声。

私は悲しい気持ちのまま家に帰った。