#8 ページ9
ネフライトは、再び首をかしげた。
「ここに?いていいの?」
「だって、君を放っておける筈もないだろう?君の飽きがこないことを保証するさ!」
「やったあ!」
ネフライトはソファーから立ち上がり、大袈裟に喜んだ。
「なにせ、ここは学校だから勉強もしなきゃいけないけど、いいかい?」
「勉強!先生とかジェードに教わる勉強、ワタシ大好きなの!」
ネフライトも一応年長なので、知識欲もそれなりにあった。
しかし一時期勉強嫌いな時があり、その際はジェードに勉強を教わり克服したという。
年下から勉強を教わるのもどうかと思うが。
ネフライトは飛んだり跳ねたりでひとしきり喜んだ後、ソファーに沈みこんだ。
「よし!では、君は何を教わってきたんだい?」
「ええと、月人のことと、星の成り立ちに、天気の予測、ユークの計算、戦術とか!」
現代的に見れば役に立つ知識はほんの一握りである。
「それなら、ここではそれ以外のことも教えてあげよう!」
「はあい!」
その日から、ネフライトは新たな学校での生活を始めた。
とはいえ、校内には一般生徒もいるため、校内を探索することはかなわなかった。
どこかのクラスに転入という形でもよかったのかもしれないが、
ネフライトの学力は数学以外は中学一年生のレベルだった。
ましてや英語なんて論外、全くと言っていいほどできなかった。
しかしネフライトの知識欲は底なしで、率先して勉強をした。
日が暮れると、保健室で就寝、といった具合だった。
そのうちだんだん時間が過ぎて、季節が移り変わった。
しかしネフライトはジェードたちのことを一秒たりとも忘れはしなかった。
＿あっ、この問題解けた!ジェード、誉めてくれるかな?
＿わあっ、これ、なんだかフォスみたい!
＿へぇ、金剛先生みたいね、偉い人っていうのは!
次から次へと浮かんでくる。
でも、ここが一番安全なことをネフライトは知っていた。
会いたかったが、怖い思いは嫌だった。
＿それに、この学校にも、ネフライトは思い入れがあった。
ヒーローアカデミア。
英語を学ぶうちに意味は分かった。
ワタシもここを"そつぎょう"して、英雄になるんだわ＿
ネフライトの行動の源は、いつでも誰かを想ってのことだった。
ある日、校長が言った。
「君、ヒーロー科に入る気はないかい?」
「ひーろーか?」
ネフライトはいくつか噂を聞いたことがあった。
悪い所ではなさそうだった。
「…ワタシ、そこにいく!」
ネフライトはそう答えた。
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ふるる - 名無し77631号さん» ありがとうございます!明日の夜から旅行でしばらく更新できないので、今日明日中に仕上げたいと思っています! (2018年8月7日 14時) (
レス) id: 555bcc1403 (このIDを非表示/違反報告)
名無し77631号(プロフ) - 更新お疲れ様です。頑張ってください (2018年8月7日 12時) (レス) id: c8866e82a1 (このIDを非表示/違反報告)
ふるる - ハル賢さん» コメントありがとうございますあああああああああ(爆散)ネフライトちゃんは年上石の中でもかわいい部類なので(ただし議長大好き)更新頑張ります!! (2018年8月1日 17時) (レス) id: 5af022afa3 (このIDを非表示/違反報告)
ハル賢(プロフ) - 皆のことを考えているネフライトちゃん、とっても可愛いです！これからも更新頑張って下さい！応援しています！ (2018年7月31日 21時) (レス) id: 6c4eb3eb16 (このIDを非表示/違反報告)
ふるる - ルカさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2018年6月28日 17時) (レス) id: 5af022afa3 (このIDを非表示/違反報告)
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