#14 ページ15
第一種目は50m走。
各々の超能力…"個性"を生かす。それ以外はいたって普通だった。
ネフライトは個性など持ち合わせていない。
しかし、宝石としての脚力は誰にも負けない。
ちなみに判定は機械が受け持っていた。
そして、ネフライトの番となった。
「ヨーイ…START!」
機械の合図で、走り出した。
でも決着は一瞬である。
「3秒06」
「あーん、やっぱりみんなには負けちゃうなあ」
イエローは最年長で俊足だ。走る姿は、光の反射で稲妻のようにも見える。
一方でネフライトは宝石たちの中でもトップクラスの遅さで、ぎりぎりでフォスより速い。
しかしそれはあくまでも"宝石たち"が基準である。
生身の人間が宝石とかけっこをするというのなら、一瞬で決着がつく。
ネフライトは自分の遅さを恨んでいたが、
周囲の生徒はネフライトの衝撃的な記録にざわついていた。
第二種目は握力。これもまた個性使用可能、それ以外は一般的なやり方と変わらない。
ネフライトには、オブシディアンお手製の剣を軽々持ち上げてしまうほどの力はあった。
剣はネフライトの戦い方に合わせてかなり重くなっていたので、
それを持ち上げてしまうネフライトはかなり怪力である。
「ろくじゅういち…」
大人顔負け、その言葉がぴったりだった。
ネフライトは自分の手を握ったり開いたりして、その数値の実感が湧かないでいた。
しかし、自分の手と数値を示した測定器を見比べるネフライトの姿は、どう見ても異様である。
第三種目は立ち幅跳び。言わずと知れたネフライトの独壇場である。
ネフライトは両手を勢いよく振って、踏み切った。
しゅっ、と風の音が鳴る。
「ああ、こんなに飛ぶのは久しぶりだなあ!」
ネフライトは少し離れた道路に着地した。
「お〜い、アイザワ………先生、ワタシすごいでしょお!?すごく飛んだよお!」
ネフライトがグラウンドから出たため、相澤の携帯端末には"∞"の文字が。
「すげえ!!なんだあの脚力!?」
「どんな個性持てばあんな記録が…?」
連続するネフライトの大記録。
生徒たちは、ネフライトの個性を心底知りたがった。
少し飛んで、第五種目。
ネフライトの記録は577.3mだった。
月人との戦闘で剣を投げることもあったため、かなりの記録が出た。
そして＿緑谷の番になった。
「ミドリヤ、大丈夫かな…」
ネフライトは大した記録のない緑谷を心配した。
このままなら、彼は除籍だ。
緑谷は腕を大きく振りかぶった。
それから＿
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ふるる - 名無し77631号さん» ありがとうございます!明日の夜から旅行でしばらく更新できないので、今日明日中に仕上げたいと思っています! (2018年8月7日 14時) (
レス) id: 555bcc1403 (このIDを非表示/違反報告)
名無し77631号(プロフ) - 更新お疲れ様です。頑張ってください (2018年8月7日 12時) (レス) id: c8866e82a1 (このIDを非表示/違反報告)
ふるる - ハル賢さん» コメントありがとうございますあああああああああ(爆散)ネフライトちゃんは年上石の中でもかわいい部類なので(ただし議長大好き)更新頑張ります!! (2018年8月1日 17時) (レス) id: 5af022afa3 (このIDを非表示/違反報告)
ハル賢(プロフ) - 皆のことを考えているネフライトちゃん、とっても可愛いです！これからも更新頑張って下さい！応援しています！ (2018年7月31日 21時) (レス) id: 6c4eb3eb16 (このIDを非表示/違反報告)
ふるる - ルカさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2018年6月28日 17時) (レス) id: 5af022afa3 (このIDを非表示/違反報告)
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