#13 ページ14
そうやってまたジェードへの思いで胸がいっぱいになった、そのとき。
「お友達ごっこしたいなら他所へ行け。ここは…ヒーロー科だぞ」
扉の近くでだみ声が聞こえた。
その声の主はもぞもぞと起き上がり、寝袋を脱いだ。
その異様な光景に、みな沈黙…否、絶句している。
「ハイ、静かになるまで8秒かかりました。時間は有限、君たちは合理性に欠くね」
ネフライトはその人物が誰だか、すぐに分かった。
「＿アイザワだあ!!もしかして、担任!?」
「静かにしろ、それと"相澤先生"な」
「はあい!」
ネフライトは口癖になりつつある返事をした。
「早速だが、
相澤が取り出したのは、雄英の体操服だった。
「個性把握…テストォ!?」
「入学式は!?ガイダンスは!?」
「ヒーローになるならそんな悠長な行事出る時間ないよ」
相澤の唐突な発言に、皆困惑していた。
それもそうだ、入学式も無しに体力テストをするというのだから。
しかし、一方でネフライトは日光浴に勤しんでいた。
宝石たちはインクルージョンで動くため、日光を浴びるのは大切だ。
しかし、相澤が大切な話をしている時にするとなれば話は別である。
「＿爆豪、中学の時ソフトボール投げ何mだった」
「67m」
ようやく話の進展に気づいたネフライトは、あたかも最初から聞いていたかのように耳を傾けた。
「じゃあ個性を使ってやってみろ。円から出なきゃ何してもいい、早よ。思いっきりな」
爆豪のソフトボール投げの記録を試しに測っているようだった。
個性を使用していいようだが、ネフライトにはあまり関係ない。
「死ねえ!!!」
ぶわっと風が巻き起こった。
ソフトボールはかなり遠くまで飛んでいる。
「まず自分の"最大限"を知る…それがヒーローの素地を形成する合理的手段」
相澤が差し出した携帯端末には、"705.2m"という文字が映し出されていた。
その壮大な記録を見て、皆ざわめき始めた。
前代未聞の体力テストが開始されようとしていた。
していたのだが。
「………面白そう…か。ヒーローになるための三年間、そんな腹積もりで過ごす気でいるのかい?」
「ああっ、アイザワ……先生怒ってるよお、みんな何したの!?」
ネフライトはいち早く危険を察知した。
それに少し遅れ、皆も危険を感じ始めた。
「よし、トータル成績最下位の者は見込み無しと判断し…除籍処分としよう」
「はあああ!?」
そしてようやく、前代未聞の体力テストが始まる。
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ふるる - 名無し77631号さん» ありがとうございます!明日の夜から旅行でしばらく更新できないので、今日明日中に仕上げたいと思っています! (2018年8月7日 14時) (
レス) id: 555bcc1403 (このIDを非表示/違反報告)
名無し77631号(プロフ) - 更新お疲れ様です。頑張ってください (2018年8月7日 12時) (レス) id: c8866e82a1 (このIDを非表示/違反報告)
ふるる - ハル賢さん» コメントありがとうございますあああああああああ(爆散)ネフライトちゃんは年上石の中でもかわいい部類なので(ただし議長大好き)更新頑張ります!! (2018年8月1日 17時) (レス) id: 5af022afa3 (このIDを非表示/違反報告)
ハル賢(プロフ) - 皆のことを考えているネフライトちゃん、とっても可愛いです！これからも更新頑張って下さい！応援しています！ (2018年7月31日 21時) (レス) id: 6c4eb3eb16 (このIDを非表示/違反報告)
ふるる - ルカさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2018年6月28日 17時) (レス) id: 5af022afa3 (このIDを非表示/違反報告)
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