#11 ページ12
学校で生活するネフライトには、すぐに通知が届いた。
結果は合格。順位は2位だった。
合格通知が来たとき、ネフライトは仮眠室じゅうを跳ね回ったりして後が大変だったそうだ。
それと蛇足だが、ネフライトはオールマイトのトゥルーフォームを目撃し、
絶対に世間に公表しないことを約束したという。
ネフライトは一足先に雄英の制服を手にいれ、ご満悦だった。
そして登校日、ネフライトは身だしなみを整えていた。
「あーん、これでいいのかなぁ…レッドベリルがいればなぁ」
宝石達のファッションリーダーであるレッドベリルなら間違いはない。
というよりは、ファッションで彼に逆らうことは許されない。
ネフライトは慣れないスカートを靡かせて仮眠室を出た。
本来宝石に性別は無いが、ネフライトが男子制服を着るのは論理的にあれなのだ。
ということで、ネフライトは女子として通している。
ネフライトは長い廊下を渡って、1-Aにたどり着いた。
普通であれば一般入試でのヒーロー科の定員は36名だが、ネフライトは特別だった。
保護の意味も兼ねてのヒーロー育成、といったところだ。
ネフライトは胸を高鳴らせて、扉を開けた。
＿しかしそこには、人がいなかった。
それもそのはず、ネフライトは予定の30分前に教室に入っていた。
「うむぅ、誰もいないのかぁ。」
ネフライトは自分の席を探してそこに荷物をおろした。
誰もいない。
ネフライトは、教科書を片手に自分に学問を教える金剛先生を思い浮かべた。
先生の声が懐かしかった。
戻ったら怒られるどころでは済まないだろう。
それに、ジェードも寂しがっているかもしれない。
ネフライトはジェード依存性なので、寂しがっているのはネフライトだけかもしれないが。
目を瞑れば見えてくる。
まずは学校の景色、次に揺れる翡翠色の髪、そして愛している師、最後に宝石達…
＿何故か、それを形に残したくなった。
しかし生憎スケッチブックなんて持ち合わせていない。
なんとか指で空中に弧を描いた。
するすると指先を滑らせる。
景色の輪郭をなぞっていくうちに、思い出が脳裏を駆け巡った。
もう月に行ってしまった仲間も、今まで過ごしてきた仲間も、
あまりにも強く、
あまりにも脆く、
あまりにも美しく＿
ネフライトははっとして、我に返った。
扉を開けた、その人物。
自分の次に教室に入ってきた人物。
左右で色の違う髪の毛を見ると、
＿どうしてもユークレースの姿が頭に浮かんだ。
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ふるる - 名無し77631号さん» ありがとうございます!明日の夜から旅行でしばらく更新できないので、今日明日中に仕上げたいと思っています! (2018年8月7日 14時) (
レス) id: 555bcc1403 (このIDを非表示/違反報告)
名無し77631号(プロフ) - 更新お疲れ様です。頑張ってください (2018年8月7日 12時) (レス) id: c8866e82a1 (このIDを非表示/違反報告)
ふるる - ハル賢さん» コメントありがとうございますあああああああああ(爆散)ネフライトちゃんは年上石の中でもかわいい部類なので(ただし議長大好き)更新頑張ります!! (2018年8月1日 17時) (レス) id: 5af022afa3 (このIDを非表示/違反報告)
ハル賢(プロフ) - 皆のことを考えているネフライトちゃん、とっても可愛いです！これからも更新頑張って下さい！応援しています！ (2018年7月31日 21時) (レス) id: 6c4eb3eb16 (このIDを非表示/違反報告)
ふるる - ルカさん» ありがとうございます!頑張ります!! (2018年6月28日 17時) (レス) id: 5af022afa3 (このIDを非表示/違反報告)
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