NCTのヌナ (ページ12)

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『うーん…AはRedVelvetじゃないね』

この一言で私のデビューはまた白紙に戻った、これで3回だ

f(x)の新メンバーという話は私が5人の世界観を壊してまでデビューしたくないと断った

EXOの紅一点、練習も一緒にしていたけどあの頃は紅一点という仕組みはまだ早いと事務所が判断して白紙に

正直断っても辛かったし、覚悟決めたら白紙だし、もう事務所辞めようと思った。大人しく大学生になって普通の生活を送ろうって

でも、セフンとジャニがずっと引き留めてくれてEXOのオッパ達もデビューして同じステージに立とうと約束してくれた

だから大学と練習をどれだけ大変でも続けて、言われた通り非公開練習生という立場を守り続けた

そして数年後、遂に私の運命を変えた言葉を聞くことができた

あの日は何だか胸騒ぎがして、嵐が来そうで、練習中も落ち着かなかった。そんな特別クラスで練習していた私たちの元へ来たのはイスマン先生と幹部の方々だった

『君達はデビューが決まったよ』

その言葉に笑顔になる人もいれば涙を浮かべる人、覚悟を決めたような少し苦しい顔をする人もいた

『Aがいることに不安になる者もいるだろうが、これだけは言わせてほしい』

「…私の本名ね、ムンA」

『あ～そうか、シンデレラだったね(笑)』

「エラです」

『Aの為のグループだよ。RedVelvetからデビューさせなかったのは君達と合うと思ったからだ。Aの為にNCTという新しいグループを作るよ』

それをあの時に言ってくれれば…もう少し私の心は楽になってたんだけどな先生…