studying＊犬猿？ ページ7
｢さっ、さっきは助けてくれてありがとう!!｣
｢別に...｣
｢えっ、Aアンタ、摂津をスカウトすんの成功したのっ!?｣
｢あっ、ははー...｣
授業終了後、勢いよく身体を乗り出し聞いてきた咲ちゃんに対し、
苦笑いで曖昧な返事を返す。
｢いやー、それにしても、よく無事に取引できたよねー。絶対殺されて帰ってくるんじゃないかって思ってた｣←
｢｣←
｢テメェ俺に対してどんな偏見持ってんだよっ！
別に、コイツの取引受けたのは勝負事には負けたくねぇって思っただけだし...｣
ねぇ待って。咲ちゃんの中で私はもうこの世にいないはずだったんですか。
何それちょっと悲しい。
｢で？お前勉強っていつやんだよ｣
｢ぁ、ホントに見てくれるんですか？｣
｢今見るっつってただろ。まぁ、日によっては無理だけどな｣
｢今日から早速教えてもらっていいですか!?場所は学校でも私の家でもどこでもいいので!!｣
私が思わず身を乗り出して、必死に摂津くんに話しかけると、摂津くんが一瞬戸惑ったような感じで｢お、おう...｣と返事をした。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
時間は経過し、今はもう放課後である。
続々とクラスメート達が帰り支度をし、扉の外へと出ていった。
｢また明日ねー、A！摂津、この子に色んな意味で手出したら、アタシあんたのこと許さないからね！｣
｢出すかっ！｣
｢...今のどーいう意味だったんですかね｣
｢知らねぇ｣
咲ちゃんが謎の言葉を残して去った後、私は勉強の用意を机に出した。
新品のノートも用意したし、準備バッチリだもんねっ！
｢んで？お前の1番の苦手科目は何なんだ？今回のテストの結果は？｣
｢数学総合で0点です｣
｢は？｣
｢0点です｣
｢.........俺帰るわ｣←
摂津くんは私の言葉を聞いて引いたのか、真顔で帰る支度を始めた←
｢ちょっ、ちょっと！教えてくれるんじゃなかったんですか!?｣
｢さすがの俺でも無理な気がしてきた｣
｢い、今更ひどいです！それじゃあ私の勝ちで、私の言う事何でも聞くことになるんですよ!?それでもいいんですか！｣
｢...ッチ。取りあえず、苦手分野探すぞ全部分かるまで今日は帰れないと思え｣
｢!!...はい！｣
少し摂津くんの扱いが分かってきた、出会って2日目だった、まる←
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鏡花(プロフ) - 舞香さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです♪(*´∀｀)もっと面白い小説が書けるよう頑張ります! (2017年6月22日 7時) (
レス) id: f86b7d9880 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - この作品とても好きです！更新頑張って下さい！ (2017年6月21日 23時) (レス) id: b5d8d38cda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡花 | 作成日時：2017年5月23日 22時
