studying＊救世主 ページ6
無事に摂津くんと約束を取りつけた次の日。
私は重大なミスを犯したことに気がついた。
("いつ"だとか"どこで"だとか...詳しいこと何も決めてない...!!!)
いつもほとんど授業に出ない摂津くん。
教室に来るのか、そもそも日によっては学校に来るのかさえ怪しい。
ひとり悶々と考えていると、始業のチャイムが始まった。
｢次の授業はー.......あ｣
｢？A？どーかした？｣
｢あっははー...何でもー｣
心配して話しかけてくれた咲ちゃんに苦笑いを返す。
だが内心は冷や汗が止まらない。
なぜそんなに焦っているのか、それは.....＿＿＿＿
次の授業が す う が く っ ...！
皆さん覚えているだろうか。私の数学の壊滅的な点数を...
答えわからないから解答用紙とりあえず数字で埋めたのに...！←
｢＿＿＿＿であるからしてー...おい、ちゃんと聞いてるのか鈴藤。お前今回特にまずかったんだぞ。いい加減に自覚しろ。
それじゃあこの問題を解け｣
｢｣←
｢ちょっと先生！いっつもAばっか当ててるじゃないですか！解けないの分かってるのに、そんなのイ ジメですよ!!｣
｢咲ちゃん、フォローになってないフォローどうもありがとう!!｣←
｢おい、グダグダ言ってないでさっさと＿＿＿＿｣
先生が言葉を言い終わる前に、ガラッと扉が開いた。
そこから現れたのは＿＿＿＿
｢せ、摂津くん...｣
｢お、おぉ、今日は授業を受けるんだな…どうせなら遅れてくるんじゃな｢ああ"?｣ヒッ...！｣
｢お前なんで突っ立ってんだ？｣
｢えっと、答え、聞かれたんだけど、分からなくて...｣
私がそう答えると、摂津くんは先生の方を向き、キッと睨みつけた。
｢テメェこいつが勉強できねぇの分かってんだろ。大人気ねぇことしてんじゃねぇよ｣
｢そっそうだな！鈴藤...悪かった...｣
｢あ、いえ...｣
私と先生がそうやり取りするのを聞いた後、摂津くんは席にどかっと座った。
(...助けてくれたのかな)
ずっと怖い人だと勝手に思ってたけど、実は言い方がきついだけでそんなことはないのかもしれない。
そう思った私だった。
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鏡花(プロフ) - 舞香さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです♪(*´∀｀)もっと面白い小説が書けるよう頑張ります! (2017年6月22日 7時) (
レス) id: f86b7d9880 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - この作品とても好きです！更新頑張って下さい！ (2017年6月21日 23時) (レス) id: b5d8d38cda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡花 | 作成日時：2017年5月23日 22時
