teaching＊エセがり勉 ページ44
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何やらドキドキしたような顔で冷や汗を垂らしながらこちらを見てくるダサ女｡
取りあえず言わせてくれ｡
誰なのかもわかんねぇ奴に勉強教えてくれって言われるとかどうな状況だそれ面倒くさ過ぎんだろしかも女｡
殺気を立たせながらガンを飛ばすと小さな声で『ヒッ...』と声を漏らすソイツ｡
ビビるくれぇなら最初から頼むんじゃねぇよ｡
｢嫌に決まってんだろメンドクセェ｡つーかお前誰だよ｣
｢せ、摂津くんの隣の席の鈴藤です、私これ以上成績落ちると留年するかもしれないんです！何でもするので、お、お願いしますっ!!｣
｢(全っ然覚えてねぇ...)別に俺困ってること何もねぇし必要ねぇ。邪魔だ、どけ｣
コイツが留年しようが知ったこっちゃねぇし｡
つかなんで俺が勉強教えなきゃなんねぇんだよ｡
帰って至さんとゲームでもすっか...だとか適当なことを考えながら屋上から出ようとした時､何か意を決した様子になったソイツ...鈴藤(?)が叫んだ｡
｢スーパーウルトライージーモードってつまんなくないですかっ!!?｣
｢...あぁ"?｣
プチンと俺の中の何かが切れた｡
驚くくらいに低い声が出る｡
｢...テメェ、俺に喧嘩売ってんのか｣
自分の中の衝動に任せて俺はソイツをフェンスに押し付けた｡
地雷を踏んだと思ったのか目が泳ぐ｡
｢あああの､ぇっと...｣
｢...お前、凡人以下なんだろ。そんな奴に俺の何が分かる。一体何様のつもりだ｣
｢カンに障ったならすみません。でも、否定、しないってことは、図星なんですよね...？
何の変化もない日々がつまらないなら、摂津くんが私に勉強を教えたら成績が上がるのか賭けませんか!?成績が上がったら、摂津くんの勝ちで何でも言うこと聞くっていうことで...
なんてったって私の成績を上げるのは、スーパーウルトラハードモードですからっ！｣
さっきのオドオド感はどこへやら､自信満々に自分がいかにバカかを語り出すソイツ｡
怒りや呆れを通り越してもはや笑いに変わった｡
結局は鈴藤が粘り勝ちして､俺はこいつに勉強を教えることになったのだった｡
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鏡花(プロフ) - 舞香さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです♪(*´∀｀)もっと面白い小説が書けるよう頑張ります! (2017年6月22日 7時) (
レス) id: f86b7d9880 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - この作品とても好きです！更新頑張って下さい！ (2017年6月21日 23時) (レス) id: b5d8d38cda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡花 | 作成日時：2017年5月23日 22時
