studying＊恩返しと衣装 ページ36
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あれから約1週間､私達の学校は遂に冬休みへと突入した｡
一体何が起こるのかと心配していた私達だったが､結局何も起こることなく無事に休みを迎えた｡
｢というわけで遊びに｣
｢帰って｣
｢...っえ､ちょっと閉め出さないでよ咲ちゃんんん!!!｣
｢...あのさ､アタシもうちょいでセンター試験な訳よ｡なんで今年に限って遊びに来るの｣
｢そりゃあ､今年に限って冬季補習を免れたから?初めてのまともな冬休みだから何したらいいのか分かんないんだよねー｣
｢あっそ､んじゃね｣
｢｣
結局閉められた｡
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ということであまりにも暇なのでMANKAI寮にやって来ました｡
宿題は終業式の日に徹夜で終わらせたので､できれば誰かに構ってもらいたいです(迫真)
｢鈴藤じゃねぇか｡摂津に用か？｣
｢左京さん!暇すぎて遊びに来ました｣
｢今ちょうど冬組が今度の舞台の衣装合わせをしてるんだが見てくか?｣
｢!!紬さんの組ですよね､いいんですか?｣
｢ああ､早く上がれ｣
左京さんはヤクザだと聞いていたが意外と世話焼きのいい人かもしれない｡
皆が集まっているらしい幸くん達の部屋に行くと､もうすでに役者の方々は衣装に着替えていた｡
その姿は､一瞬思考が止まってしまうくらい儚げでまさに天使そのものの様だ｡
｢Aちゃん!今日はどうしたの?｣
｢遊びに来たんですけど...この衣装スゴイですね!!本当の天使みたいな羽だし､それぞれ違って個性が出てて凄くいいです!!｣
｢まだ最終調整があるから｣
｢え?これで完成じゃないの??｣
幸くん曰くGOD座という劇団との勝負に負ける訳にはいかないから、らしい｡
｢これは俺達も頑張らないとだね｣
｢そうだな｡GOD座に勝つためには一切の妥協も許されない｣
｢今までお世話になってますし､私も手伝える所は手伝います!!何かあったら遠慮なく言ってください!!｣
｢なら､早速バカ犬と一緒に羽縫うの手伝って｡やり方は説明するから｣
｢分かった!｣
｢コイツ危なっかしいし俺も手伝うわ｡幸､やり方教えろ｣
この日私達は明け方まで羽を縫い続けていた｡
これで少しは恩返しができてたらいいな。
＿＿＿＿
冬休みちょっと長いかもです｡
studying＊遂に来てしまった日→←studying＊危ない人
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鏡花(プロフ) - 舞香さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです♪(*´∀｀)もっと面白い小説が書けるよう頑張ります! (2017年6月22日 7時) (
レス) id: f86b7d9880 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - この作品とても好きです！更新頑張って下さい！ (2017年6月21日 23時) (レス) id: b5d8d38cda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡花 | 作成日時：2017年5月23日 22時
