studying＊お祝い ページ33
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バンッと派手に音がするほど勢いよく開けられたドアに驚き､目を覚ましたのは万里くんだ｡
そんな様子もスルーして万里くんの腕を掴み立たせる｡
｢万里くん､急いで寮に帰ろう!!｣
｢あ?ちょっと待て俺の荷物教室に｣
｢持ってきた!!咲ちゃんは先に帰ってる!!｣
｢は?ちょっ､おい!!｣
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
｢ここまで一回も止まらず走るとか､お前ホントに女子かよ...｣
｢えっへへ...ごめんごめん｣
学校から走って帰ってきた私達はそのままの勢いで談話室に向かった｡
息を切らしながら入ってきた私たちを見て､皆が目を丸くする｡
｢ど､どうしたのそんなに息切らせて...｣
｢テ､テストの結果出ました!!皆に報告したかったので...｣
｢一緒に走らされた俺の身にもなれテメェ｣
臣さんがお茶を出してくれて､一息つく｡
そこには私に勉強を教えてくれてた万里くんと咲ちゃん､そして紬さん､学生組の皆が談話室にいた｡
｢...それで､どうだった?｣
｢全部の教科...50点超えました!!留年回避です!!｣
｢｢｢!!｣｣｣
｢お､おめでとうございますっ!!｣
｢おめでとうAちゃん!!｣
｢大げさじゃないの?入試合格じゃあるまいし...でもまぁ､おめでと｣
｢皆ありがとうございます!!｣
完全お祝いムードな私達だったが､ふと疑問に思ったことがあったのか､万里くんが顔を顰めた｡
｢お前､俺との約束の点は超えなかったのか｣
｢ぁ...それが､英語�靴世�53点で...でも50以上で至さんからのご褒美は貰えるもんね!｣
｢待てそれだけは止めろ｣
｢え､でも万里くんとの約束は無理だったし...こーなったら他人からでも聞くしかないと思って!!｣
｢お､俺っち話が全然見えないッス!!｣
七尾くんごめんね｡今説明してるどころじゃないんだ｡
なんてったって私の御褒美がかかってるから｡
｢でもそれじゃ､私のご褒美が...｣
｢...しゃーねぇ｡オマケで合格にしてやる｡だから絶対至さんには何も聞くなよ?｣
｢!!わ､分かった!!ありがとう万里くん!!｣
そう言うと万里くんは照れくさそうに部屋を出ていった｡
(ところでご褒美って?)
(ふふふ､内緒)
(Aに手を出したら許さない...)
(まさか咲ねぇが第2のサイコストーカーだったなんて...)
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鏡花(プロフ) - 舞香さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです♪(*´∀｀)もっと面白い小説が書けるよう頑張ります! (2017年6月22日 7時) (
レス) id: f86b7d9880 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - この作品とても好きです！更新頑張って下さい！ (2017年6月21日 23時) (レス) id: b5d8d38cda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡花 | 作成日時：2017年5月23日 22時
