studying＊ご褒美は ページ29
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｢...しゃっ､10連勝!!｣
｢ま､また負けた...｣
ただ今なぜかゲーマーさんのお部屋でゲームをしております｡
というか私なんで呼ばれたんだ｡
｢あの､ゲーマーさん｡なんで私呼ばれたんですか?｣
｢あ､俺の名前至だから｡あの万里がご執心の子ってどんな子なのかなーって気になってたんだよね｣
｢ごごご執心だなんて!ただ私が万里くんに一方的に引っついてるだけですよ...｣
｢ふーん､その様子だと付き合ってるわけじゃないんだ｣
｢ぶっ｣
｢しゃっ､また勝った｣
いきなり何を言い出すんだろうかこの人は｡
そしてなんて大人気ないゲームの勝ち方...!!
本当にこの人､読めないな...
｢まぁそれはそれで､からかいがいがあって面白いか｡そういやAちゃんは万里が好きなんだよね｣
｢なななっ...わ､私そんなに分かりやすいですかね...紬さんにもそれ言われました｣
｢全部顔に出てるからね｣
｢｣
｢そんなAちゃんに取っておきの話をしてあげよう｣
｢いきなりなんですか｡いや聞きたいですけど｣
｢君がテストで全教科50点超えたら､万里のことを色々教えてあげる｣
｢!!ほっ本当ですか!?｣
至さんの提案にコントローラーを投げ出す勢いで食いつく｡
そんな様子に至さんは若干引き気味だ｡
｢本当本当｡てかちょっと離れてくれない?こんなトコ万里にみられたら俺が殺られる｣
｢あぁ､すいま｣
｢至さん､そろそろバカ返してほしいんスけど｡勉強しないとヤバ...話が違うくないすか至さん...｣
｢うわフラグ回収おつ｣
｢A､先に部屋戻ってろ｣
｢ば万里くんとりあえず落ち着こう!?ほら深呼吸､ヒッヒッフー､ヒッヒッフー｣
｢...｡もういいから取りあえず戻ってろ｣
｢ウィッス｣
｢あ､"A"｡それじゃ､またテスト後ね｣
｢は､はい｡失礼しました!!｣
これ以上この場にいると私も危ないと思い､一目散に部屋へと逃げ帰った｡
｢...いくらアンタでもアイツに何かしたら許さねぇ｣
そう言いつつ万里は至の部屋を出ようとする｡
｢万里､あの子いい子だね｣
｢...あ?｣
｢安心してると他の誰かに取られるかもよ?｣
｢っ...至さんには関係ねぇ｣
勢いよく扉をしめ出ていく万里。
その直後部屋の影から1人､現れた｡
｢...こんなんで良かったの？｣
｢いやーありがとう｡至さんが団員で助かったわ｣
｢魔法のカード3枚でよろ｣
裏で手を回していた人物がいることは誰もしらない｡
studying＊冬休みの約束→←studying＊ゲーマーさんと万里くんと私と
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鏡花(プロフ) - 舞香さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです♪(*´∀｀)もっと面白い小説が書けるよう頑張ります! (2017年6月22日 7時) (
レス) id: f86b7d9880 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - この作品とても好きです！更新頑張って下さい！ (2017年6月21日 23時) (レス) id: b5d8d38cda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡花 | 作成日時：2017年5月23日 22時
