studying＊初観劇と秘密 ページ24
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今回の舞台は､アクションものでマフィアの話だそうだ｡
カポネファミリーの下っ端のランスキーとルチアーノは犬猿の仲だがボスの命令でコンビを組むハメになった｡
｢最悪だ｣
｢こっちによるな｣
｢寄りたくて寄ってんじゃねぇよ!あっち行け貧乏神!｣
コンビの悪さから仕事で大失態をする2人｡
ミスを挽回するために敵陣に乗り込むようだ｡
｢おらおら!大人しくブツを返しな!死神様のお通りだぜ!!｣
｢人の話を聞けよ...ったく｣
話しながらも次々と敵をなぎ倒していく2人｡
万里くんだけじゃなく兵頭くんも喧嘩慣れしているのか､動きが揃っていて軽やかだ｡
＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
｢___信じられん｡やってられるか!お前とは金輪際口を聞かない｣
｢殴ってもいい｣
｢言われずとも殴るわ!｣
学校ではそれなりにこなす万里くんが､全力で演技してる...
こんなに楽しそうな万里くんは久しぶりに見たな｡
｢くっ､あははははっ!ランスキーが金!あははは!腹が痛え!笑い死にしちまう!｣
｢何がおかしい｣
｢あはははは!歯ぁ食いしばれ｣
｢は...?＿＿＿＿ぐはっ｣
(えぇ!?)
｢しかたねぇ｡これで許してやる｣
んん??今のは本当に殴らなかった!!?
ありえないくらい吹っ飛んだんだけど...気のせいかな｡
その後2人は軽口を叩きながら去っていった｡
スカッとするような幕引きだ｡
それにしてもすごい｡初めから最後までずっと集中しっぱなしだった｡
｢すっすっ､すごいよかったです!!アクションシーンとか主役2人のコンビネーションとか､カポネの貫禄もベンジャミンの影のある演技もデューイの腹黒い感じとか､全部､全部良かったです!!｣
｢喜んでくれたならよかった!｣
｢オメェさっき本気で殴ったろ｣
｢悪ぃ｡マジで手が滑った｣
やっぱ殴ってたのか｡てか兵頭くん頬腫れてるけど本当に大丈夫かな?
｢アクションに関しては今でも凄いですけどっ､少し型を取り入れるとスマートになるかもしれないですね､怪我もしにくくなるし...こういう感じの動きをっ!｣
｢!...基礎が染みついた動きだな｡お前､武道やってるのか｣
｢ぇ...えと､そんな訳ないじゃないですか!知り合いがやってたのを持ち前の運動神経で真似してみただけで｡すみません､用事思い出したのでもう帰りますね!見せて頂いてありがとうございました!｣
｢あ､ちょっと!!｣
いづみさんの呼びかけも無視し､その日私は早々と帰ったのだった｡
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鏡花(プロフ) - 舞香さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです♪(*´∀｀)もっと面白い小説が書けるよう頑張ります! (2017年6月22日 7時) (
レス) id: f86b7d9880 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - この作品とても好きです！更新頑張って下さい！ (2017年6月21日 23時) (レス) id: b5d8d38cda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡花 | 作成日時：2017年5月23日 22時
