studying＊咲ちゃん大暴走 ページ15
.
｢｢だからそうじゃねぇって/ないって｣｣
｢うぅ...スパルタ教師が2人...｣
今は何をしているかと言うと、摂津くんと咲ちゃんと一緒に英語の勉強である。
なぜ咲ちゃんが一緒に勉強することになったか、それは今日の放課後に入ってすぐに遡ろう。
＿＿＿＿＿＿＿＿
＿＿＿＿
｢ちょっ、ちょっと待ってよ咲ちゃん！｣
屋上へと向かう階段を私の制止を聞くことなくどんどん登る咲ちゃん。
あっという間に屋上へ着き、壁に扉がぶつかるくらい勢いよくドアを開けた。
｢摂津!!｣
｢ああ？なんで甘菜がここにいんだよ｣
｢待って､何する気か分からないけど、お願いだから余計なことはやめて!｣
｢いいからAは黙ってて｡...摂津、今日はアンタにケンカ売りに来たの｣
｢ああ"?何のつもりだテメェ...｣
ひぃぃぃ!!花咲高校のインテリ同士がメンチ切ってる...!!
逃げたいっ!ちょー逃げたい!!
｢まぁ、喧嘩を売ると言っても、もちろん手を出すって意味じゃないわ。アタシが言ってるのは勉強のこと｣
｢はっ！バカじゃねぇの？今までお前に負けたことねぇんだけど？｣
｢私が言ってるのはAのこと。
この子をこれから放課後教えて、留年を回避するかつどちらの方が分かりやすかったかで勝負。
私が負けたらAだけじゃなくアタシも何でも言うこと聞くわ｣
｢俺が負ければ？｣
｢今後一切、Aに関わらないで｣
｢ちょっと咲ちゃん!｣
あまりに勝手に話が進みすぎて頭がついてこない。
大体、私が摂津くんに寄ってってるだけなのに、そんな話わざわざ乗るわけがないじゃない。
＿＿もう、摂津くんと話せなくなるのだろうか。
そんなのは絶対嫌だ...
｢___いいぜ、受けてやっても｣
｢..え？｣
｢だよねっ！そう来ると思った！｣
｢ここで断ったら一番最初にコイツとした約束も消えちまうんだろ？せっかく今までやってきたのをお前に全部持ってかれちまうなんて、いけ好かねぇしな｣
｢よし、じゃあAもアンタも早く行くよ！時間なくなっちゃう｣
｢えっえぇっ!?｣
二人の話に未だに頭がついていかない私。
だけど、これからも摂津くんと入れると思ったら胸が温かくなった。
..本当に好きなんだなぁ私。
(ここ数日の摂津のAに対する目はほかの子を相手にしてるより温かかった。
これで2人とも素直に感情を伝えられるようになればいいけど...)
studying＊ネオヤンキーVS夢主弱愛系女子→←studying＊恋とは
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 234人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
鏡花(プロフ) - 舞香さん» コメントありがとうございます!!そう言ってもらえて嬉しいです♪(*´∀｀)もっと面白い小説が書けるよう頑張ります! (2017年6月22日 7時) (
レス) id: f86b7d9880 (このIDを非表示/違反報告)
舞香(プロフ) - この作品とても好きです！更新頑張って下さい！ (2017年6月21日 23時) (レス) id: b5d8d38cda (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：鏡花 | 作成日時：2017年5月23日 22時
