あなたを好きでもいいですか KS-2 (ページ10)

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54:殻が破られてページ10

KS「ここでいい?」

「はい、ありがとうございますっ」

何気ない会話も今日はこれでおしまい

…もっと一緒に「もっと一緒にいたいのにね、」

…私が思っていたことをギョンスオッパが言ってくださった

「私も…っ同じこと思ってました、」

KS「ほんと(笑)?…ん、」

軽くハグをするといよいよ離れたくなくなって

KS「…今夜電話してもいい?」

「あ…っはい！」

やった、またお話できる…なんてすぐに喜んじゃう私は単純

KS「ふふ(笑)…これでもっと喜んでくれるかな、」

ギョンスオッパがおもむろにポケットから取り出されたのは、

「綺麗…、」

すごく可愛い髪留め

KS「撮影の時にヘアメイクさんのワゴンに乗ってて…Aに似合いそうだったから買い取ったんだ。…貰ってくれる?」

「こんな綺麗なもの…私なんかにいいんですか、?」

KS「こんな綺麗なものだからこそ、Aによく似合うんじゃない?」

「ありがとうございます…っすごく嬉しいです、一生の宝物にします!」

KS「一生の宝物って(笑)…なんかごめんね、そんな高価なものじゃないのに」

「そんな、っ値段なんて関係なくて、…ギョンスオッパがくださったということが嬉しいんです…」

KS「…そっか、^^」

ギョンスオッパは私を幸せにする天才かもしれない

KS「じゃあ気をつけてね、僕は万が一のために少ししてからここ出るから」

「はい…あの、」

KS「ん?」

「明日からも…ずっと、"オッパ"って呼んでいいですか、っ?」

今日のデートは私にとって色んなことに対するきっかけになって

…もっとギョンスオッパと親近感を持ちたい気持ちで積極的になれているみたい

KS「うん^^…Aがいいならずっとそう呼んで」

「はい、!」

幸せだなぁ、なんて頬が緩んでしまう

自分の殻がギョンスオッパによってどんどん破られていく、

そんな感じがした