あなたを好きでもいいですか KS-2 (ページ38)

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70:祈るページ38

JDside

YR「証拠なら後でいくらでも見せますよ」

NY「どういうことよ!?」

YR「そんなのあと!!…っとにかくAオンニは!?どこですか!?まさかオンニだけ海の中で自分だけ助かったとかじゃ…っ」

気まずそうに黙り込むナヨンさん。ギョンスが微かに震えているのに気づいて、自分も心拍数が明らかに上がってて、

思わずギョンスの手をぎゅっと掴んだ

KS「…Aは、」

NY「…っ、」

KS「"Aは"ってば!!」

礼儀正しくて落ち着きのあるギョンスが珍しく怒鳴った姿に、ナヨンさんは固まってるみたいだ。

KS「こんだけ傷つけといてそのうえ…っあの子になにかあったら絶対に許さない…っ!」

それでも何も言わないナヨンさんに痺れを切らしたジュヒョンヌナが、

IR「早く言って!!海の中なの?どこかに上がってるの!?」

ナヨンさんは黙ったまま、さっきよりずっと波が高くなった海の中を指さした

KS「ーっくそ!!」

ギョンスがいの一番に飛び込んで、俺達も続きかけたのをグイッとミンソギヒョンに止められた。

MS「余計危険だからギョンスを待った方がいいよ、っ…大丈夫、絶対無事だから。」

確かに複数人行かない方がいいのはわかってる、けど…っ

祈るような気持ちでじっと海を見つめた。