あなたを好きでもいいですか KS-2 (ページ14)

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58:実行できないアドバイスページ14

あれ以来、ナヨンさんは事あるごとに私にいわゆる"嫌味"というものを言っていくようになった

…最初は我慢できた、言葉だけだったから。

でも、だんだん状況は悪くなっていって

私物をめちゃくちゃにされたり、仕事の時間ギリギリまで解放してもらえなかったり

今日もきっと何かあるんだろうな、そんな暗い気分で仕事場に向かうと

…やっぱり、

私のカバンがグチャグチャにされて廊下に出されていた

溜息をつきながら中身を直していると、

CY「あれ…Aじゃん、」

「おはようございます、チャ、チャニョル先輩…っ」

CY「ふふっ、おはよう(笑)

…ねぇ、どうしたのそれ」

チャニョル先輩の瞳はじっと私の散乱したカバンを捉えていて、

「あ…っ、なんでもないです、っ」

とっさに隠したけど

CY「…貸して、手伝う。」

あっさりと取り上げられ、整理を手伝ってくださった

CY「…誰にこんなこと、」

いつもの明るい姿と違って、少し怖いくらいの表情のチャニョル先輩

その時、背後のドアが開いて

NY「どう、今日のは(笑)?ギョンスオッパと別れるまでこれからもっとエスカレートさせてや…って、

チャニョルオッパ…?」

ナヨンさんもチャニョル先輩もびっくりしてるけど、チャニョル先輩の方はすぐに冷静な表情になって、

CY「…ごめんナヨンさん、手伝ってあげてくれる?

…あるスタッフが、なんの罪もないAに嫌がらせしてるみたいでさ」

ナヨンさんは大きく目を見開いてしばらく固まり、

乱暴に私の荷物を元へ戻して走って行ってしまった

CY「いつから、!?ギョンス知ってるの?…ごめんな今まで気づけなくて…」

「そんな、っチャニョル先輩は何も…っ

お願い、します…っギョンスオッパには内緒に、してください…っ」

私がそう頼んだら、しばらく悩まれてたけど

CY「ギョンスに迷惑かかるとか考えてるんなら…絶対そんなことないから、我慢出来なくなったら言った方がいいよ?

でもAの気持ちもわかるから、これ…俺の連絡先、何かあったら俺に連絡してくれたらいいよ。あと…メンバーにも頼りなね、」

「ありがとうございます…っ、」

チャニョル先輩の優しいアドバイスは実行できそうにもなくて

…どうしたらいいんだろう、