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0になった時間。 ページ8

無一郎side

しばらくして

鬼殺隊として鬼を狩って来た僕は霞柱となった

…いや、これからなるって言った方が正しいか

今は御館様に呼ばれるのを待ってる

御館様「無一郎、入っておいで」

…呼ばれた

無一郎「時透無一郎です。すぐ忘れますけどよろしくお願いします」

御館様「無一郎には霞柱として頑張ってもらうよ」

「じゃ、今日はこれで終わり。無一郎と親睦を深めてね」

柱「御意」

密林「無一郎君…だったかしら!私、恋柱の甘露寺蜜璃!!よろしくね!!」

しのぶ「蟲柱の胡蝶しのぶです。怪我した時はいつでも来てくださいね」

───────────自己紹介終了

しのぶ「…あら?その腕輪」

無一郎「え?」

しのぶ「あ、いえ、無一郎君の前に居た柱の子が付けていたものと似てるような気がして…」

…?
僕の前の柱…??

天元「ホントだ、派手に似てるな。もう派手派手だ」

無一郎「これ、Aって子から貰ったんです」

柱「!?」

しのぶ「A…って…」

無一郎「Aのこと知ってるんですか?」

みんなが顔を見合わせてる

密林「Aちゃんは…無一郎君が鬼殺隊に入る数ヶ月前に任務で亡くなったの」

…は?

杏寿郎「うむ…時透少年が日向少女に会った時期として考えても不思議すぎる…」

伊黒「時透が嘘をついてるだけだろう…信用しない信用しない」

しのぶ「でも実際あの腕輪を持ってますし…」

柱「…」

無一郎「…Aは柱だったんですか?」

杏寿郎「あぁ、日の呼吸を使う日柱だ」

無一郎「日の呼吸…!?」

密林「無一郎君は始まりの呼吸の剣士の子孫なのよね?」

しのぶ「…もしかすると、血が繋がっているのでは?」

無一郎「…!」

悲鳴嶼「…Aは柱の中でもずば抜けて強かった…だが自己犠牲が激しすぎたのだ…南無阿弥陀仏」

…自己犠牲…か

無一郎「Aは僕に鬼殺隊としての知識や呼吸の使い方、たくさんのことを教えてくれたんです」

しのぶ「…この世に未練が無くなって消えた…のでしょうか」

密林「だったら良い事じゃない!!Aちゃんの為にも頑張りましょ!!」

義勇「(歓迎会をしに)行かないか」

柱「?」

実弥「おい冨岡ァ、意味がわからん」

しのぶ「…これだから嫌われるんですよ」

義勇「俺は嫌われてない」

無一郎「あの…」

柱「?」

無一郎「ありがとうございます。Aもきっと皆さんに感謝してると思います」



────0になった時間は戻ることがない

巡り巡って。→←儚い雰囲気。



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作者名:ねおん。 | 作成日時:2020年4月1日 10時

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