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不思議な子。 ページ5

無一郎side

僕が君の稽古を受け続けて1週間

ようやく君を捕まえることが出来た

僕が1週間で捕まえられたことに君は驚いてる

今は稽古というより鬼と戦う時の勉強みたいなのに変わっている

鬼を見つけた時とか人を避難させる時の優先順位の高さとか

まぁ優先順位といっても全員助けることが一番の目標なんだけどね

君の教えた方はわかりやすくて

忘れっぽい僕でも覚えていられる

君の言うこと全てが僕の中にずっと入っていく

すごく心地よい声

1週間で色々わかったことがある

君が優しい所とか

とても強い所とか

でも呼吸とか鬼殺隊にいた時のことは

教えてくれなくて

聞いてみても「いつかね」ってかわされてしまう

君は僕のことをたくさん知ってるのに

僕は君のことを全然知らないんだ

A「無一郎?どーしたの?」

無一郎「…なんでもない」

A「そう、じゃあ今日も始めるよ!」

無一郎「今日は何の話してくれるの?」

A「そうだなぁ…じゃあ十二鬼月について話そっか!」

無一郎「じゅーにきづき?」

A「そう。十二鬼月はね、鬼の中でも特に強い鬼の呼び方なんだけど、その中でも上弦の鬼と下弦の鬼がいて、上弦が6人、下弦が6人でその鬼の瞳には数字が書いてあって…」

無一郎「また明日」

A「またねー!」

君は決まって日が傾き始めた頃に稽古を終わらせる

近くの町の人に聞いてみてもAという少女のことは知らないという

あの森に住んでるらしいけど…

1度、夜にあの森のあの場所に行ったことがある

でも君はどこにも居なかった…

不思議な子

でも全然嫌な気にはならない

霞みたいに。→←稽古。



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作者名:ねおん。 | 作成日時:2020年4月1日 10時

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