稽古。 ページ4
無一郎side
次の日
僕は朝早くから昨日の森のあの場所へ向かった
まだ来てないかな?と思ったけど
君は昨日と同じように、同じ場所に立っていた
A「いらっしゃい!早かったね!」
でも君の方が先にいるじゃん…なんて考えてたら君は
A「よし!じゃあ稽古始めるよ!君の呼吸はなぁに?」
無一郎「霞」
A「霞かぁ…見たことないなぁ…1回見せてくれる?」
僕は木刀を持って
無一郎「霞の呼吸 壱の型 垂天遠霞」
と技を繰り出すと君は
A「おー…じゃあ素早さ重視の稽古しよっか!」
と言ってきた
すぐに特性を見抜いてる…
君は一体何者なんだろう…と考えていると
A「ん?どーしたの?」
といつものお日様みたいな笑顔で返された
無一郎「ん、なんでもない」
A「そう?じゃ、私追っかけて!始め!」
そんなこんなで稽古が始まり、日が傾き始めた頃
A「じゃあ今日はここまでね」
無一郎「まだ出来るよ?」
A「だめ!また明日ね!」
と言って去っていったので
仕方なく僕も帰ることにした
今日だけでわかったことがある
君の動きには無駄がない。元々素早さには自信があったけどそれでも君には追いつけなかった
…そういえば、君は何の呼吸を使うんだろう…
今度聞いてみよう
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作者名:ねおん。 | 作成日時:2020年4月1日 10時