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「髪の毛は確かに、ジャニさんの言う通りなのかも」
「でしょ？Aの髪も綺麗だよ」
「でもこれ、かなり人工的ですけどね。元からこんなに綺麗な人なんてそうそういないんじゃないかなぁ」
「へえ、そうなんだ。Aも引っ張ったら途中で千切れちゃったりする？」
「勿論。見た目は良くても、触ると結構痛んでるの解りますよ。触ってみますか？」
「良いの？」
「どうぞ」
Aが手の甲で髪を持ち上げ「ジェヒョンはダメだよ」と笑う。
どっちが子供なんだか。
そんな事を考えている間に、ヒョンが手を合わせて「失礼します」と手を伸ばすから、その動作に若干のタイを感じて、テンヒョンを思い出してしまった。
さらさらと指で梳くようにAの髪に触れたジャニヒョンは、少し考えたあと、何かに頷きながら口を開く。
「いや、テヨンイの方が痛んでるな」
「テヨンさんはすぐ色変えちゃいますもん、仕方ないんじゃないですか？」
「ここまで伸ばすのってやっぱり大変だったりする？」
「私は毎日ドライヤーかけて……あとはトリートメントが二種類と、週に一回メンテナンスが入るくらいですかね」
「くらい、なの……？」
「……A、いっその事オレ達と同じ長さにしたら？デビュー前に一回してたじゃん」
「いや、勿体ないよ。それにあれは短すぎる」
「でも日本での活動が終わったらばっさり切りますよ、これ」
「えっ」
「前は髪が短くなると寂しかったんですけど、こうも忙しくなると長いのは面倒で……」
「だろうな」
「ジェヒョンも髪の毛多いからわかるでしょ？スタイリストさんに直談判したら渋々了承してくれたし」
「じゃあこれが見納めってこと？」
「エクステがあればいつでも長くできますから！」
ジャニヒョンの問いかけに、何故か偉そうな顔をしたAがふふんと鼻を鳴らした。
きっと長い髪の毛から解放されるのが嬉しいんだろう。
笑う度に毛先が跳ね揺れ、照明に照らされた光の輪が動く。
見下ろしたAの、その綺麗な髪が切れて無くなってしまう事に、どうしても少しだけ惜しく感じてしまった。
けれどそう言うのは辞めておこう。
どうせ憎らしい言葉が返ってくるのは解りきっているから。
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せの(プロフ) - もさん» ありがとうございます〜〜！楽しんでもらえてとっても嬉しいです〜〜！わ〜い！届いた円盤にチソンくんがいるといいですね！ (2020年10月23日 21時) (
レス) id: 73addbec04 (このIDを非表示/違反報告)
も(プロフ) - せのさん〜！今回も面白かったです(≧▽≦)特に｢若きドンヒョクの悩み｣の回、マークにキュンときて好きでした〜！チソンペンなので次もめちゃくちゃ楽しみです！！ちなみに円盤はSPカードを引くどころか届いてすらいません笑せのさんの所に推しが来ますように〜！ (2020年10月20日 16時) (レス) id: 7e1d3bac26 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - mroyalさん» それどころじゃないまま更新しました！ (2020年10月13日 15時) (レス) id: da4318b7f9 (このIDを非表示/違反報告)
mroyal(プロフ) - それどころじゃない、って好きすぎます。わかりみが深い… (2020年10月12日 23時) (レス) id: afd6ee0779 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ジンリさん» ありがとうございます！色々な理由で動かなそうな人だけを選んで入れました！oh my girlのnonstopを参考に書いたのでぜひ聞いてみてください(宣伝) (2020年9月1日 16時) (レス) id: bff62eaa6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2020年8月17日 10時
