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「なんで悠太くんにバレたんだろう」
「さあ……？」
「やっぱり私、あの人に隠し事って出来ないんだろうなぁ」
「……オレだって、Aが隠し事上手いなんて一度も思ったことないけど？」
「それは何も知らないだけ」
「はあ……？じゃあ何、例えば？」
「マークは怒ってるのを隠すのが下手だよね」
「……怒ってない」
「ごめんね、マーク。でも実際はたいした事ない話なんだよ。それでも、ジェミンと内緒にしようって決めた事だから」
「……」
「約束くらいはちゃんと守らないとね」
Aがそれらしい事を言ってくるけど、要は『これ以上何も聞いてくるな』と言いたいんだろう。
二人が肉を食っただけなのに、どうしてそこまで真面目な話になってるんだ。
どうしても気に食わなくて、口を開きそうになるのを思い直し「しつこかったならごめん」と謝れば、Aが横に首を振った。
「隠されてる事を暴きたくなるのは人間の本能だよ。私もマネージャーさんの健康診断の結果覗き見しちゃったし」
「それはまた少し話が違うと思う」
Aは適当な事をオレに言いながらも、なんとなく神妙な顔をしたまま二人の事を眺めていた。
少し離れた所でルーカスやクンヒョンが不思議そうな顔をしているけど、Aの隣に立ったままユタヒョンとジェミンを見守る。
「オレに隠し事、まだ他にもある？」
「あるよ。誰にでも隠し事の一つや二つあるものだし」
「なんでそう言い切るの。少なくともオレはAに隠し事なんて、一つも……いや……？」
「あるじゃん」
「……でも、Aはユタヒョンには隠し事しないんだろ？オレにはしてるけど」
「違うよ、今回は悠太くんに気付かれちゃっただけ。マークの言う事が当たってれば白状するし、その事に対して私は嘘をつかないよ」
「……隠し事と嘘って一緒だろ」
「全然違う」
「じゃあオレが当てたら正解だって言う？」
「もちろん」
「ヒントは？」
「無し」
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せの(プロフ) - ありがとうございます！楽しんでいただけたようで嬉しいです。またお暇なときにでも読んでいただければと思います！ (2020年8月7日 9時) (
レス) id: 8c6ff02c0b (このIDを非表示/違反報告)
も(プロフ) - せのさん〜！沢山更新お疲れ様です！せのさんペンとしては突然の大量供給に飛び上がりました(≧∀≦)ジェミンとの回、私の予想では悠太くんも連れ込んで一緒にお泊りかなと思ってたので意外な展開にワクワクしました！！2人で映画みて寝落ちしたのも可愛かったです(^-^) (2020年8月3日 0時) (レス) id: 7e1d3bac26 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - つきさん» ありがとうございます！気楽に書いたものをあげているだけなので、そこまで褒められると恐縮なのですがとても嬉しいです。またお暇なときにでも読みに来ていただけたらと思います！感想とても嬉しく、ありがとうございました。 (2020年7月28日 10時) (レス) id: 8c6ff02c0b (このIDを非表示/違反報告)
つき(プロフ) - 特に授賞式の章が好きです。いつも自己投影せず第三者の気分で紅一点を眺めているのですが、メンバーと同様紅一点の人間性に内実が詰まっていて、読むたび感動します。これだけ詰まったお話を書くのはきっと大変かと存じますが、応援しております。 (2020年7月24日 10時) (レス) id: 1c49931e2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2020年7月22日 10時
