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こそこそ話をするように口元に手を当ててテヨンがそう言えば、ユタは気が進まないのか「え〜……」と不満を漏らす。
__「悠太くんこの前引っ越ししたいって言ってたじゃん。なんでそんなに嫌そうなの？」
YT「片付け面倒くさいやろ」
JN「それが問題だよね」
YT「引っ越し、引っ越しなぁ……日本名、オレから一つ頼みがあるんやけど」
__「嫌」
YT「はあ〜……貸した金は帰って来んとは言うけど、与えた愛情も帰って来んのか？」
JN「ねえテヨン、Aの宿舎は移動になったりしないの？同じマンション内で管理したいってマネヒョンは言ってたよね」
TY「今回はとりあえず却下されたって。Aの宿舎はそのままみたいだよ」
__「わーい！」
YT「距離的にどんなもん？日本名のとこ遠くなったりするん？」
TY「候補物件の資料見たけど、どれも変わらないくらいだったかなぁ」
Aも引っ越し作業をしたくなかったのか、嬉しそうな顔をしてテヨンに「お客さん、これサービスね」とカウンターの隅に置いてあったお菓子を渡した。
箸を置いたユタが「オレにもサービス」と言えば、ご飯のおかわりを追加されてしまう。
TY「もしAが同じマンション内だったら、毎日こうやって一緒にご飯食べられるのにね……」
__「こんな事毎日はしませんよ。たまに来るから付き合ってあげてるだけで」
YT「そもそもの話、人の目も気にせず日本名のとこ行けるなんてアカンやろ。そんなんオレが親戚一同から怒られるわ」
JN「まあ、普通に考えて無理だよね」
__「私も悠太くん以外に来られるのはちょっと」
TY「オレ達が来ると邪魔になるから？それともユタだけが良いって事？」
__「いや、別に邪魔だとまでは言わないけど……」
TY「じゃあユタと二人が良いんだねぇ」
YT「まっ、こう見えて日本名はオレの事が大好きやからな！」
JN「へえ、そうだったの？」
自分の出した問いかけにAがユタを見下ろし、ゆっくりとした口調で「そうですよ」と答える。
ほんのジョークを言ったつもりがまともに返されてしまったユタは、Aから目を逸らしてバツが悪そうに箸を取った。
「やっぱりAも同じ宿舎なら良いのに」と呟くテヨンの言葉に頷きながら考える。
ユタもオレも、実はまだパッキングが終わってないんだけど、どうやったらAは手伝ってくれるかな。
...
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せの(プロフ) - よよさん» ありがとうございます！こちらこそたくさん読んでいただけてとっても嬉しいです！最後まであと少し頑張るのでよろしくお願いします〜！ (2021年3月15日 21時) (
レス) id: f4b310de98 (このIDを非表示/違反報告)
よよ - 終わっちゃうの寂しいですが、こんなに良い小説を長く書き続けてくださってありがとうございました。好きすぎて何回も読み返しています。最後まで応援しております！ (2021年3月15日 16時) (レス) id: 736e832086 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - もさん» もさんありがとうございます〜！長かったようで短か……長い小説もやっと終わりを迎えられることが出来そうでうれしいです！☆ありがとうございます！がんばりま〜す！ (2021年3月15日 15時) (レス) id: 3487bfc826 (このIDを非表示/違反報告)
も(プロフ) - ついに次で最終章なんですね(;_;)凄く大好きな作品なので長かったような短かったような...という少ししんみりした気持ちです(;_;)☆を押すことしか出来ませんがNCTの紅一点、最後の最後まで応援してます！ (2021年3月15日 14時) (レス) id: 7e1d3bac26 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - mmmabcさん» ありがとうございます！完結！燃え尽きたいです！ (2021年3月15日 8時) (レス) id: 3487bfc826 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2021年2月1日 10時
