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なんだかんだ言ってAが来ても、和やかな雰囲気はさほど変わらなかった。
ほとんど喋らなくなったチソンの穴を埋めるように、Aがチョンロのお母さんの相手をするからだ。
さすがに言葉の違う二人が直接的に会話をするのは難しく、僕とチョンロが話の大部分を通訳をする事にはなるけれど。
女性二人が咲かせていた会話に一区切りついたとき、ちょうどウエイターさんがAの中国茶とデザートを運んで来た。
自分の前に並べられていくそれを、両手で茶器を包み込むように持ちながらAが楽しそうに眺めていると、その間にチョンロのお母さんがチソンへ話しかける。
流暢では無いけれど、たどたどしくも丁寧に言葉を交わすチソンを見て、Aが感心したように口を開いた。
「チソンくんは中国語上手なんだね」
「えっ、あっ、いえ」
「ええ〜？正直そこまで上手いとは思わないんだけど？」
「ち、チョンロ……！」
「Aさんは？前に勉強してるって言ってたでしょ？」
「ううん。私は全然、難しくて」
そう言って謙遜すると、チョンロのお母さんが『そういえば』と何か思い出したような顔で呟く。
なんだろうと話を待っていれば、そのままチソンの方に顔と身体を向けて『Aに告白はしたの？』なんてことを、さも日常的な会話のように聞いてしまった。
「なっ……！」
それに狼狽え、半ば叫ぶように混乱したのは勿論チソンだ。
チョンロはその有様を見て腹を抱えて笑い、僕は頭を抱える羽目になる。
当のAは、チョンロのお母さんが中国語で尋ねたのを良い事に、何も理解していない振りをしてフォークを持ち、若干うろうろさせた後に元の場所へ戻した。
こっちもこっちで明らかに動揺している。
これはまずい。
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せの(プロフ) - みなみんずさん» こちらこそありがとうございます〜！わ〜い、そう言ってもらえるととても嬉しいです〜！！オタクライフ楽しんでいきましょうね〜〜！ (2020年12月14日 14時) (
レス) id: b15808b38b (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ちゃこさん» ありがとうございます〜！本当ですか？NCTもみんな面白いのでどんどん推し増ししていきましょうね！(？)これからも頑張ります！ (2020年12月14日 14時) (レス) id: b15808b38b (このIDを非表示/違反報告)
みなみんず(プロフ) - せのさんのお話をいつも読まさせていただいてます。私も最近NCTにハマりまして、せのさんのお話にたどり着いてからすごい勢いでハマっていきました！いつも素敵なお話ありがとうございます！これからも楽しみにしております！！ (2020年12月13日 14時) (レス) id: 9876ae2084 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - せのさんのお話読みたいが為にNCT勉強してきました！やっと最新話に追いつけて感無量です(T ^ T)NCTもほんとに素敵なグループで、出会わせてくれたせのさんに感謝です！！これからも楽しみにしてます！ (2020年12月10日 22時) (レス) id: f83f7a2a16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2020年12月10日 10時
