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シャオジュンと二人で「上三人以外の人間はどうだ」と考えた時、自動的にAヌナの話にもなった。
練習生の時からうっすらとデビュー候補の枠に入れられていた自分だけど、正式にルーキーズとして上がるまで、この人とまともな会話をした思い出は一切無い。
自分とヌナの練習生時代はほんの少し被ってはいるけど、特定の男子練習生以外とは会話をしないと有名で、接点と言えば遠巻きの挨拶くらいだ。
ヌナがデビューして自分が練習生の時も、それは変わらなかった。
綺麗に微笑んで挨拶を交わしてくれるAヌナは、失礼だけど胡散臭いほどアイドルの姿をしていて、自分たちを個々人としては見てくれないという印象が強かったように思う。
「そういえばシャオジュンが、Aヌナを初めて見かけたのはこの学習室だったらしいよ」
「そうなの？ここで話したことは無かったような……」
「うん、声は掛けなかったって」
「どうして？」
「その時のAヌナ、髪が金色だったんだよ。窓から入る太陽の光に透けて見えて、こんな地獄にも天使がいたのかって感動したらしい」
「……は、はあ？ちょっとウィンウィン、笑うのやめて」
「次に見た時は真っ黒になってたから悪魔だって言ってたけど」
「シャオジュン……」
「そういえばA、そんな髪してる時もあったね」
声に出して笑うウィン哥を責めるように、Aヌナがじとりとした目で見つめ、ああだこうだと話し始めるのを眺める。
「この二人にロマンスはあるのか」という題材でシャオジュンと討論したことがあるけど、結局答えが出ずにクン哥に聞きに行ったことがあった。
オレ達の話を聞いたクン哥が、それはそれはひどく嫌そうな顔をして「あるわけないでしょ」と言い切ったのを今でもよく覚えている。ロマンスの消失だ。
「オレ、ずっとヌナに聞きたかったことがあるんだけど聞いても良い？」
「Aに？いいよ」
「なんでウィンウィンが答えるの」
「じゃあダメなの？」
「良いけど」
「それでヘンドリー、Aに何が聞きたいの？」
ウィン哥がこてんと首を傾げるのを見て、Aヌナが何とも言えない顔をした。
普段はやらない進行役を買って出ているのが不思議でならないんだろう。
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せの(プロフ) - みなみんずさん» こちらこそありがとうございます〜！わ〜い、そう言ってもらえるととても嬉しいです〜！！オタクライフ楽しんでいきましょうね〜〜！ (2020年12月14日 14時) (
レス) id: b15808b38b (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ちゃこさん» ありがとうございます〜！本当ですか？NCTもみんな面白いのでどんどん推し増ししていきましょうね！(？)これからも頑張ります！ (2020年12月14日 14時) (レス) id: b15808b38b (このIDを非表示/違反報告)
みなみんず(プロフ) - せのさんのお話をいつも読まさせていただいてます。私も最近NCTにハマりまして、せのさんのお話にたどり着いてからすごい勢いでハマっていきました！いつも素敵なお話ありがとうございます！これからも楽しみにしております！！ (2020年12月13日 14時) (レス) id: 9876ae2084 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - せのさんのお話読みたいが為にNCT勉強してきました！やっと最新話に追いつけて感無量です(T ^ T)NCTもほんとに素敵なグループで、出会わせてくれたせのさんに感謝です！！これからも楽しみにしてます！ (2020年12月10日 22時) (レス) id: f83f7a2a16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2020年12月10日 10時
