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「はい、ジョンウ。ハッピーバレンタイン」
「……えっ？」
「いらないなら返却しても良いんだぞ」
「い、いやです！……でも、あれ、なんで？だって、ヌナ、えっ？どうして？わっ、うわぁ……！」
「私もそんな気は一つもなかったんだけど……ドヨンさんが五つだけ買って、今日出会った順番に配れって言うから……」
「良いだろ、運試しで」
「だけど、でも昨日……ジェヒョニヒョンが……」
「ジェヒョン？」
「Aヌナに、バレンタインは期待するだけ無駄だって……」
「お前らって最近お互いに当たりが強いよな」
「でも、言ってる事は間違ってないですよ。会社からもメンバー間でそういう事あんまりするなって言われてるし」
「なんだそれ、そんな事さっき言ってなかったろ」
「続けていくと本気になっちゃう人が出てくるかもしれないからって。まあ今回はどう考えてもそんな感じじゃないし、ノーカウントで大丈夫ですよね」
ドヨンさんとAさんの話を聞いているのかいないのか、ジョンウヒョンが少しだけ耳を赤くしながらじっと小さな箱を見つめている。
嬉しいんだろうなぁ。
こればっかりは言葉にされなくても解ってしまう。
Aさんと言えば、僕が見るのはだいたいテレビの中だけど、この人は画面の中だとそこまで笑顔を見る機会は多くない。
グループでバラエティ番組に出てる時だって、何故かいつも司会者側に立っているし、その時に笑いはするけどどちらかといえば苦笑いが多い。
自分は練習生として会社の組織に組み込まれてしまったので内部の事でしか判断できないけど、僕らの間でもそうだし、女の子達の中でも陰で犠牲者とか生贄とか言われていたくらいだ。
正直に言うとAさんは不本意な思いで活動しているのだと思い込んでいた。
だけど、考えを改めなければいけないのかも。
とにかくアイドルとしてのAさんと、ここにいるAさんは全く別の存在なんだろうと思う。
だってこっちの方がずっと自然だ。
そう思っているとジョンウヒョンが何かに気付いたようにパッと顔を上げて、Aさんにわんわんと言葉を放った。
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せの(プロフ) - みなみんずさん» こちらこそありがとうございます〜！わ〜い、そう言ってもらえるととても嬉しいです〜！！オタクライフ楽しんでいきましょうね〜〜！ (2020年12月14日 14時) (
レス) id: b15808b38b (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ちゃこさん» ありがとうございます〜！本当ですか？NCTもみんな面白いのでどんどん推し増ししていきましょうね！(？)これからも頑張ります！ (2020年12月14日 14時) (レス) id: b15808b38b (このIDを非表示/違反報告)
みなみんず(プロフ) - せのさんのお話をいつも読まさせていただいてます。私も最近NCTにハマりまして、せのさんのお話にたどり着いてからすごい勢いでハマっていきました！いつも素敵なお話ありがとうございます！これからも楽しみにしております！！ (2020年12月13日 14時) (レス) id: 9876ae2084 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - せのさんのお話読みたいが為にNCT勉強してきました！やっと最新話に追いつけて感無量です(T ^ T)NCTもほんとに素敵なグループで、出会わせてくれたせのさんに感謝です！！これからも楽しみにしてます！ (2020年12月10日 22時) (レス) id: f83f7a2a16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2020年12月10日 10時
