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ちょっとだけ口角を上げたジェミナは、チョコレートを一口で食べてしまう。
片方の頬をゆるく膨らませて、時間を掛けて溶かして、飲み込んで、真っすぐに自分を見たまま「オレなら独り占めするけど」と言って笑った。
ジェミンはそのまま部屋に戻ったけれど、結構な時間、一人で冷蔵庫の前に立ちつくしていたと思う。
箱の中はチョコレート四つ分の穴がぽっかりと開いていて、綺麗に結んであったリボンは指に引っかかって垂れ下がっていた。
ようやく動き出して空になった箱を閉じ、復元不可能なリボンもなんとか結び直して、これ以上誰にも見られないようにクローゼットの隅の方へ隠した。
「馬鹿だなぁ、お前達は」
そんな三日前の事を頭に浮かべながら、ヌナと一緒に「どうしてわかったんだろう」とケーキを食べていると、ドヨンイヒョンがオレとAヌナに向かってひどい事を言い放った。
すかさずヌナが反抗するけど、半笑いで呆れたようにゆっくりと首を横に振る。
DY「そんなこと、ジェミンじゃなくたってそこらの三歳児でもわかる」
JN「じゃあロンジュンとチソンは二歳児ってこと？」
DY「まあ、自動的にそうなるよな」
__「なんでわかるんですか？実はジェミンが読心術の天才でした、とかそういう話？」
ドヨンイヒョンがAヌナの事を鼻で笑った後、魔法の杖みたいにフォークを一振りして話を始める。
DY「じゃあ聞くけど、ジェノはAから貰ったチョコレートをどこに置いてたの？」
JN「冷蔵庫の一番上」
DY「A以外に貰ったチョコレートは？」
JN「マネヒョンに全部渡した」
__「へえ〜、お母さんとお姉ちゃんのは？」
JN「もう貰ってないけど……」
DY「ジェノ、お前あの明らかにバレンタインデー仕様の箱を、数日前まで食べずに置いといたんだよな？」
JN「うん」
DY「じゃあやっぱりAしかいないだろ」
そう言い切ったドヨンイヒョンの肩をAヌナが引き寄せて掴み、耳元に顔を近づけて何か囁く。
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せの(プロフ) - みなみんずさん» こちらこそありがとうございます〜！わ〜い、そう言ってもらえるととても嬉しいです〜！！オタクライフ楽しんでいきましょうね〜〜！ (2020年12月14日 14時) (
レス) id: b15808b38b (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ちゃこさん» ありがとうございます〜！本当ですか？NCTもみんな面白いのでどんどん推し増ししていきましょうね！(？)これからも頑張ります！ (2020年12月14日 14時) (レス) id: b15808b38b (このIDを非表示/違反報告)
みなみんず(プロフ) - せのさんのお話をいつも読まさせていただいてます。私も最近NCTにハマりまして、せのさんのお話にたどり着いてからすごい勢いでハマっていきました！いつも素敵なお話ありがとうございます！これからも楽しみにしております！！ (2020年12月13日 14時) (レス) id: 9876ae2084 (このIDを非表示/違反報告)
ちゃこ(プロフ) - せのさんのお話読みたいが為にNCT勉強してきました！やっと最新話に追いつけて感無量です(T ^ T)NCTもほんとに素敵なグループで、出会わせてくれたせのさんに感謝です！！これからも楽しみにしてます！ (2020年12月10日 22時) (レス) id: f83f7a2a16 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2020年12月10日 10時
