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「どうにもならないって知ってるよ。会社が決めたことだから」
「、まあ」
「でも単純に考えてもおかしい箇所がたくさんあって、３つのユニットを掛け持ちするとか。他にもいろいろ……なのに、悠太くんが『マークはそれに了承してる』って言ってて」
「うん」
「だから、なんて言ったらいいか……えーっと……」
ペットボトルをくるくる回しながら、Aが瞳を伏せて考え始める。
急かさずに待ってみると、すぐに諦めた顔をして「勉強が足りないから言葉が簡単に浮かんでこないね」と、眉を下げて小さく笑った。
「とにかく、怒ってたんだよ。マークは悪くないし、会社の人達だって私なんかよりずっと考えてるって理解してるけど」
「うん」
「ただちょっと心配とか、不安の方が大きく出ちゃって」
「そっか」
「そうなんです。それで、マークは何だった？」
「……ん？」
「マークも怒ってたんでしょ？私の予想は外れちゃったし、だとしたら何があったの？」
Aが「何かしたっけ？」と知らん顔で自分に質問を投げ掛けた。
まるで心当たりの無いような顔をしているけど、本当に気付いてないんだろうか。
どう考えてもここ数日で変わった事なんてたった一つなのに。
どうして言わなくても解ってくれないんだろう。
もしかしたら言われたくなくて牽制しているのかもしれない。
いや、Aは自分の事については鈍感だから、本当に解ってないのかも。
言おうか言うまいか迷って、とりあえず言ってみる事にした。
このままお互いの、このちょっとしたぎくしゃく感をうやむやにした所で、多分Aは咎めないだろうし、特に引きずる事もないはずだ。
だけどそんなんじゃ、オレ達の関係にいつまでも何かが引っ掛かったままになってしまう。
そうだとしたらAとの距離がこれ以上近くなることはない。
むしろ離れていくんじゃないか？
それだけは絶対に嫌だ。
「髪」
「え？」
「髪、どうして短くしたんだよ」
「どうしてって」
「Aがやりたくてやったなら良いけど、そうじゃないんだろ」
それでもやっぱり少し言いにくくて、段々と語尾が小さくなってしまった。
オレにこんな話をされるなんて予想していなかったのか、Aがパチパチと二度瞬きを重ねる。
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25 - SM所属グループの話見たいです！ (2021年1月1日 3時) (
レス) id: f58940c23e (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ankoさん» やった〜！ありがとうございます！どこまで書けるのか解らんけど頑張ります！ (2020年3月5日 12時) (レス) id: ce3e37b412 (このIDを非表示/違反報告)
anko(プロフ) - せのさんが書くお話、どれも好きです！NCTが読めるなんて〜！これからも楽しみにしてます。 (2020年3月5日 11時) (レス) id: 23643689be (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - マさん» わあ〜！前のから見てくださってありがとうございます！これからもゆるく書いていきます〜〜！！ (2020年3月5日 11時) (レス) id: aa0d284841 (このIDを非表示/違反報告)
マ - 番外編を読んでたので、本編？が始まってて本気で嬉しいです！これからもたのしみにしてます！ (2020年3月2日 23時) (レス) id: ea0b23572b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2020年2月17日 11時
