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「会社の人に言われて短くしたんだよ。一番最初に聞いて来たのはヘチャンだったのになぁ」
「知らないって言ってたのに……」
「ジェノのこと驚かせたかったんじゃない？」
「……でも、ヌナ。良かったの？そんなに短くして」
「だって短くしなさいって言われたんだもん。これくらいはしないと」
「だんだん短くしていけばよかったのに」
「ジェノは長くしなさいって言われたらどこまで長くする？」
「えっ、えっと……か、肩まで、とか？」
「ダメだよ。おへそが隠れるまで伸ばさないと」
「絶対無理！だって、伸ばすのに何年もかかるんでしょ？」
「そうだね。一か月に１cmだっけ？前の私の長さになるには……えっと、何年くらいだろう」
「年単位……？」
「エクステ着けてもらったら？それなら今日にでも長い髪のジェノになれるよ」
「僕は三秒で取っちゃうと思う。そう思うとヌナ、よく伸ばしたんだね」
「偉いでしょ？」
「うん、尊敬する」
「そんな真面目な顔で言われると困っちゃうな」
Aヌナが笑いながら紙飛行機を遠くへ飛ばした。
今日の屋上は暖かい日差しがよく当たる。
この下にいる時はレッスンや勉強で一杯になってて慌ただしいのに、ここは別の世界みたいに平和で静かだ。
「ジェノは好きな子いるの？」
「……はあっ！？」
「ルキズの子？だれ？」
「い、いないいない！！」
「怪しいな……」
「あ、怪しまないでよ！好きな子なんてい、いないし！……なんで！いきなり……！」
「いや、ジェノは私が失恋したと思って来たんだなぁ〜と思ったら、聞いておくのが礼儀なのかと……」
「そんなこと考えないでいいから！」
「ルキズの子、良い子たちばっかりだけど好きになったりしないの？」
「ならない！」
「怪しい……」
「だからもう！それやめて……！」
屈みこんで少し下から僕の顔を見てくるAヌナの肩を押すと、楽しそうな声で笑われてしまった。
ヘチャンもヘチャンだけど、ヌナもヌナだ。
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25 - SM所属グループの話見たいです！ (2021年1月1日 3時) (
レス) id: f58940c23e (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - ankoさん» やった〜！ありがとうございます！どこまで書けるのか解らんけど頑張ります！ (2020年3月5日 12時) (レス) id: ce3e37b412 (このIDを非表示/違反報告)
anko(プロフ) - せのさんが書くお話、どれも好きです！NCTが読めるなんて〜！これからも楽しみにしてます。 (2020年3月5日 11時) (レス) id: 23643689be (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - マさん» わあ〜！前のから見てくださってありがとうございます！これからもゆるく書いていきます〜〜！！ (2020年3月5日 11時) (レス) id: aa0d284841 (このIDを非表示/違反報告)
マ - 番外編を読んでたので、本編？が始まってて本気で嬉しいです！これからもたのしみにしてます！ (2020年3月2日 23時) (レス) id: ea0b23572b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2020年2月17日 11時
