ロンジュン・傘の話�� ページ20
ロンジュン視点
ウィンウィニヒョンが珍しくオレ達のいる練習室に入って来たかと思えば、休憩中だったチソンの元へまっすぐ向かい、なにか長い筒のようなものを差し出した。
まるでポスターが入っているような筒だけど、それよりも少し長くて、よく見なくても表面には赤いリボンがぐるぐると巻かれている。
あまりにも唐突だったので誰も何も言えず、当の本人であるチソンの頭の上にもハテナマークがいくつも転がっていた。
なかなか受け取ろうとしないチソンに焦れたのか、ウィンウィニヒョンが溜息交じりにチソンへ話しかける。
「チソンア」
「な、何ですか……？」
「Aから、傘のお返しって」
その言葉に内心どきっとしながら眺めていると、チソンが恐る恐るウィンウィニヒョンの手からそれを受け取った。
向かい合う二人の顔はかなり強張っている。
チソンがそうなるのは理解できるけれど、ヒョンまでそんな顔を……？
首を傾げるマクヒョンとジェノを見ながら、オレも一緒になって頭を捻る。
それにしたって、どうしてウィンウィニヒョンがここに？
Aヌナが直接チソンと接触しないとしても、どうせ第三者から渡されるならマクヒョンかヘチャニへ渡せばいいだけの話だ。
なのにウィンウィニヒョンがこの為だけにここまでやってきた。
ましてや、あのウィンウィニヒョンが、だ。
うーん、怪しい。
この人はチソンとAヌナの関係にノータッチを決め込んでいたはず……
JS「あ、あの……ヒョン、開けてもいいん、ですか……？」
WN「お前のだから好きにしたらいいと思う」
HC「はあ〜！！僕知らなかったんですけど！！ウィンウィニヒョン！！僕は！！知らなかった〜〜〜！！！」
MK「日本行ってたとき？いつ買ったの」
WN「マクが寝てる間」
CR「これってAさんが選んだの？」
WN「ま、まあ……オレもちょっと選ぶの付き合ったけど、最終的にはAが」
JS「ひえっ、」
WN「……A、チソンに使って欲しいって」
JS「それは無理です」
チソンが感極まったような顔をして、自分の肩をバシバシ叩いてくるヘチャニの事を意にも介さず傘をじっと見つめている。
不服そうな顔をしていたジェノが「それってつまり、オレの傘じゃ……」と呟くけど、瞬間的にジェミンが口を押さえたおかげで他の誰も気付かなかった。
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いお - 血つながってる・・・？繋がってない・・・？ (2021年2月6日 1時) (
レス) id: 685ff8592b (このIDを非表示/違反報告)
も(プロフ) - せのさん» わ〜！！またせのさんの書くNCTが読めるって考えただけでもう楽しいです（ ; ; ）私の感動を伝えたかっただけなのでレス不要です！返信ありがとうございました！ (2020年2月12日 18時) (レス) id: 7e1d3bac26 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - もさん» ありがとうございます！何度も読んでいただけて嬉しいです！ちょこちょこ書いてるので纏まってきたらアップしたいと思います〜！ (2020年2月12日 8時) (レス) id: ce3e37b412 (このIDを非表示/違反報告)
も(プロフ) - 最近NCTに沼入りしましてこの作品を何十回と読み返しています！NCTの紅一点を書かれてる方は他にもいらっしゃるのですがせのさんの紅一点が世界で一番すきです、、、（ ; ; ）せのさんの気分が乗ったときで構わないのでまたせのさんが書くNCTのお話が読みたいです^ ^ (2020年2月7日 0時) (レス) id: 7e1d3bac26 (このIDを非表示/違反報告)
せの(プロフ) - alexandrite_bbcさん» ありがとうございます。簡単に書けるようなものではないので予定は無いですが、また機会がありましたら (2019年11月27日 8時) (レス) id: c619cb401b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：せの
| 作成日時：2019年11月4日 16時
