#02「中学2年生-2」 ページ3
僕の幼なじみは、一言でいえば騒がしい。
なにかあれぱ「だいすき」とか
抱きついてきたり、とか
…昔からのことで慣れているけど。
年を重ねるごとに、僕も変わって来たのだろうか。
調子が狂う。
ーーー
「風邪、ですか」
毎朝Aは学校に行く時僕の家のインターホンを鳴らしに来る。
それが今日はなく、僕がAの家のインターホンを鳴らしていた。
「そうなのよ、あの子が風邪ひくなんて何年ぶりかしら？熱が高くて起きるのもしんどいみたいでね。」
「そう、ですか。お大事にと伝えてください」
そう彼女の母に伝えると僕は1人で学校に向かう。
Aが風邪をひくなんて本気で珍しい。
(なにはともあれ今日は落ち着いて勉強ができるな…)
ーーー放課後
「さて、図書室にいくか…」
筆記用具や教科書をカバンにつめる。
ちらりと時計を見る。
(A、熱下がったかな…)
『直人！今日も図書室で勉強？たまには息抜きしようよ！』
…。
Aが居ないと
「すごい、静かだな。」
ーーーーー
「けほっ…あー、お母さん買い物まだかなあ」
そんなことをベッドの上で呟く。
今日は珍しく風邪をひいた。
熱が高くて身体は痛いしフラフラするし
なにより直人に会えないからすっごく寂しい。
「……私が居ないから、勉強捗ってるよなあ、きっと」
今日も図書室で勉強かな？
塾はたしか休みだよね。
帰って来てもいつも通り勉強だよね。
「私のことなんて…何もおもってないよね」
ーーピンポーン
？
お母さんかな？
「もー、お母さん鍵わすれた…の…」
ガチャっと開けた玄関の前には直人が居た。
「…熱、さがったの？」
「え、あ、うん、咳はでるけど明日は学校いく…」
「…ならよかった。」
そう微笑むと直人はお見舞い、といいコンビニで買ってきた袋を渡してくれた。中にはプリンとスポーツドリンクが入ってる。
「直人勉強は？」
「……息抜きも大事だから今日はお休み。」
「っ、直人ぉ〜〜〜」
ガバッと抱きつくと「病みあがりなんだから早く寝なよ」と引き離そうとする直人。
「だって嬉しいんだもん…！直人〜〜！風邪うつしてもいい〜？！そしたら私学校休んで看病するから〜！！」
「色々迷惑！！！」
あー、やっぱり私は照れ屋だけど、普段冷たく見えても
「直人だいすき！」
「…はいはい。聞き飽きました。」
そしてまた次の日から復活した私の騒がしい日々は再開した…。
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ひなねお。(プロフ) - 神永さん» 神永様 読んで頂きありがとうございます。これからも更新がんばりますのでよろしくお願い致します。 (2023年1月31日 8時) (
レス) id: b38f05cbc4 (このIDを非表示/違反報告)
神永(プロフ) - 直人の夢小説少ないから凄く嬉しいです…！直人の性格と行動が解釈一致過ぎて愛してます。更新楽しみにしています！（オリフラ着いているので取った方がいいと思います、お気をつけください！！） (2023年1月31日 0時) (レス) @page8 id: c0702c41ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなねお。 | 作成日時：2023年1月27日 16時
