#11「高校1年生-1」 ページ12
春になり、桜が散る中
私と直人は高校1年生になりました。
ーーー
「直人めっちゃ制服似合う〜写メっとこ〜！」
「A…恥ずかしいから消して」
高校合格祝いに買ってもらった携帯で直人を色んな角度から撮影する。
携帯最高！！
そして、私は無事直人と同じ高校に進むことになった。
受験はキツかったけど、直人と居られるなら全然頑張れた。
「ほら、入学式早々遅刻するよ。僕ただでさえ早く行かないとなんだから」
「あ、そうだよね！新入生代表！さすが直人だよ〜」
携帯をポケットにしまい腕に抱きつくと「外ではいい加減やめなさい」と直人に怒られる。
ーーー
「……新入生代表、橘直人」
直人の新入生代表の言葉に大きく拍手が鳴る。
すごいなあ直人、かっこいいなあ、さすがだなあ〜
『てか代表イケメンすぎない？』
『あのイケメンの上に頭いいとかすごい〜』
『彼女いるのかな〜』
そんな女の子のヒソヒソ話にニヤニヤが止まらない。
しかも同じクラス！
高校生最高！！
ーーー
「では自己紹介をあいうえお順で…青山さん」
「は！はい！」
Aの苗字は青山…たいてい自己紹介の時はトップバッターだ。
あ行とた行なので僕とは結構席は離れている。
まあAは緊張とかあんましないからな…そんなことを考えながらAを眺める。
「えと、青山Aです！好きな物は…なおと…じゃなくてー…おいしいものです！」
その言葉にクラスメイトから笑いが溢れる。
てか今僕の名前でてなかった？
「みんなと仲良しになりたいです！よろしくお願いします！」
最後に満面の笑顔。
…。
『なあ、青山？かわいくね？』
『それな、俺も思った』
そんな会話をするクラスメイト2人に思わず視線を投げる。
『え、いま睨まれた？』
『気のせいじゃね…？こわ…』
Aは…当たり前だけど大人っぽくなった。
小さいころから可愛らしいことはわかっていた、
けど最近は本当に…
(綺麗に、なった…よな)
気が気じゃない日がまた始まりそうだ、と思いながら
僕たちの高校生活がはじまった。
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ひなねお。(プロフ) - 神永さん» 神永様 読んで頂きありがとうございます。これからも更新がんばりますのでよろしくお願い致します。 (2023年1月31日 8時) (
レス) id: b38f05cbc4 (このIDを非表示/違反報告)
神永(プロフ) - 直人の夢小説少ないから凄く嬉しいです…！直人の性格と行動が解釈一致過ぎて愛してます。更新楽しみにしています！（オリフラ着いているので取った方がいいと思います、お気をつけください！！） (2023年1月31日 0時) (レス) @page8 id: c0702c41ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひなねお。 | 作成日時：2023年1月27日 16時
